緊急事態宣言の発出・延長にともない、東部労組市進支部の組合員が勤務する学習塾「市進学院」の休校は5月に入っても継続しています。
休校中の講師の賃金から「コマ給」が除かれていること、さらに、4月に入ってからの毎週土曜日が「会社としての休業」とされたことに対する賃金補償などにつき、会社からの団体交渉「延期」の申し入れをうけ、市進支部は4月10日、要求書を送り対応・是正を求めました。
【参考】【新型コロナ関連】市進支部 団交「延期」で新たな要求書を提出
この要求書についての回答が4月17日、会社からありました。
コマ給の支払いについては「授業を実施していない場合はコマ給での支払いとはなりません」との回答でしたが、到底納得できるものではありません。
市進の講師においては、コマ給も賃金の一部であり重要な要素である以上、コマ給も含めた賃金補償が本来のものであるはずです。また実際に、コマ給が賃金から除かれた場合、市進支部組合員でいえば月でいうと万単位での減収となり、不利益の度合いは著しく、生活に支障をきたすことは火を見るよりも明らかです。
いっぽう会社は回答において、新たに「会社としての休業」とした毎週土曜日の賃金につき「所定の勤務を実施したものとして支給」としていますが、コマ給も含めた金額なのか、詳細が明らかではありません。
これらについて、本来であれば5月15日に予定されていた団体交渉で会社と協議し、是正を求めるところですが、会社は団体交渉を再び延期してきました。
これをうけ組合は5月12日、再度の要求書を送り、改めてコマ給の支払いなどを強く求めました。
また同時に、職場における労働者への安全・感染予防対策を求めています。
会社の真摯かつ誠実な回答・対応を期待します。
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