「秘密保護法」撤廃の運動を続けよう!
自民、公明両与党が「特定秘密保護法案」を強行採決で成立させた12月6日夜、全国一般東京東部労組は東京・日比谷野外音楽堂で行われた反対集会に参加しました。集会には主催者発表で1万5000人が参加しました。集会後には法案成立直前の国会正門前での抗議行動にも参加し、多くの人々とともに「強行採決を撤回せよ」「ファシズムを許さない」などのシュプレヒコールをあげました。
同法は外交、防衛、スパイ、テロに関連する情報について、各省庁が「秘密」と指定すれば、その情報をもらした人に重罰を科すことができるものです。「秘密」は無制限に広がる余地があり、私たちの生活や安全にかかわる原発や基地の情報なども隠されてしまいます。同法の最大の問題点は、何が秘密に指定され、何を理由に処罰されたのかもすべて「秘密」になるという内容です。単なる「知る権利」の侵害にとどまらず、権力者に都合の悪い社会運動を弾圧するために利用される危険性は極めて高いと言わざるを得ません。先日の自民党・石破幹事長のデモをテロと同一視する発言が本音です。
秘密保護法は成立してしまいましたが、同法の撤廃を求める運動を今後も続けていかなければなりません。希代の悪法をなくすため、労働組合は反対運動の先頭に立ちましょう。
時事通信 12月9日(月)17時41分配信
居酒屋「和民」を展開するワタミフードサービス(東京)の社員だった森美菜さん=当時(26)=が2008年に自殺した問題で、両親が9日、同社と親会社の「ワタミ」元会長の渡辺美樹参院議員らを相手取り、計約1億5300万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
提訴したのは森豪さん(65)、祐子さん(59)夫妻。代理人弁護士は「企業の長時間労働を抑止するため、米国のような懲罰的損害賠償額にした」と説明している。
訴状によると、美菜さんは08年4月に入社、神奈川県内の店に配属された。6日間連続の深夜勤務などで、時間外労働は月140時間を超え、適応障害を発症。同年6月、自宅近くのマンション踊り場から飛び降り自殺した。
12年2月、神奈川労働者災害補償保険審査官が労災認定している。
毎日新聞 12月9日(月)20時59分配信
<過労自殺>遺族がワタミ提訴…渡辺氏に懲罰的慰謝料
過労自殺した森美菜さんの遺影を前に提訴への思いを語る父の豪さん(右)=厚生労働省記者クラブで2013年12月9日、東海林智撮影
居酒屋大手「和民」で働いていた森美菜(みな)さん(当時26歳)が過労自殺した問題で、森さんの両親が9日、和民を経営する「ワタミフードサービス」、親会社「ワタミ」、ワタミの社長だった渡辺美樹参院議員などを相手取り、約1億5300万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。
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訴えたのは、父豪さん(65)と母祐子さん(59)。訴状などによると、美菜さんは入社3カ月後の2008年6月12日、神奈川県横須賀市のマンションから墜落して死亡した。当時、同市の「和民・京急久里浜駅前店」で働いており、残業は月約141時間と国の定めた「過労死ライン」(月80時間)を超えていた。残されたノートには「どうか助けてください」などと記されていたという。
12年2月に労災認定された後「なぜ娘が死んだのか」と会社側に説明と再発防止の話し合いを求めてきたが、実現しなかった。会社側が賠償額確定のため申し立てた調停の場でも、具体的な説明はなかったという。
原告側は会社だけでなく渡辺氏も被告とし、懲罰的慰謝料を含めて賠償請求額を算定した。代理人の玉木一成弁護士は記者会見で「労働条件や勤務体制などは、トップが対応しなければ変わらない。賠償金を払えば済むという考え方を改めるために必要だ」と説明した。豪さんは「若者を使いつぶすのではなく、育てる社会に変えていきたい」と語った。
ワタミは「和解のご提案をしてまいりましたが、誠に残念ではありますが合意に至ることができませんでした。訴状を確認のうえ、誠実に対応してまいります」とのコメントを出した。
渡辺氏は自身のフェイスブックに「司法の結論が出た時点で、私なりに誠心誠意の対応を致すことを約束します」と記載している。【東海林智】
自民党本部は、抗議のためにアポを取ろうとした市民運動のボランティア弁護士を、テロ集団だ来るなと罵倒したようです。
担当者は、ワタミの時に出てきた、あの猪俣です。