写真=固定残業代なくせと訴えている東部労組多摩ミルク支部組合員と支援する仲間
4/17 東部労組多摩ミルク支部エイチビーエス固定残業代裁判への支援傍聴のお願い
全国一般東京東部労組多摩ミルク支部のうち多摩ミルクグループの株式会社エイチ・ビー・エスでドライバーとして働いている3人の組合員が固定残業代の無効を主張したうえで未払い残業代など約4000万円を請求した裁判の第6回口頭弁論が4月17日(金)に行われます。
3人は過労死レベル(月80時間の残業)をはるかに超える長時間労働を恒常的に強いられてきました。ひどい人では残業時間だけで月206時間という殺人的な長時間労働を記録しています。その背景には給与の半分を占める同社の「固定時間外手当」の存在があります。仮に固定時間外手当をのぞく基本給だけで計算すると時給が当時の東京都の最低賃金を下回るというデタラメさです。
また、同手当が、何時間分の時間外労働に相当するのかは明記されておらず、深夜労働手当が含まれているのかも不明で、過去の最高裁判例で確立している他の賃金と残業代部分を明確に区別すべきという要件を満たしていません。さらに、どれだけ長時間の残業をやっても手当を上回る残業代は支払われていません。この点を向島労働基準監督署が昨年4月に同社に是正勧告を行いましたが、それから1年以上たった現時点でも同社は勧告に従わず未払い残業代を1円も支払わないまま平然と居直っているのです。
東部労組多摩ミルク支部は、ブラック企業が労働者に長時間労働とサービス残業を強いる常とう手段として定着しつつある固定残業代制度をなくすため、この裁判を全力で闘い勝利する決意です。皆さんの支援傍聴をお願いします。
【多摩ミルク支部エイチビーエス固定残業代無効裁判第6回口頭弁論】
■日時:2015年4月17日(金)午前10時~
■場所:東京地裁6階 632号法廷
(地下鉄「霞ヶ関」駅A1出口から徒歩1分)
■連絡先:全国一般東京東部労組(書記長 須田光照)
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org