葛飾労働4団体呼びかけ 「徴用工」問題から考える日韓関係学習会を開催
2月8日、葛飾労働4団体が呼びかけて、「徴用工」問題から考える日韓関係学習会が葛飾・金町地区センターで開かれ、地域の労働者市民約150人が参加しました。
講師は歴史学者の山田朗さん(明治大学教授)です。
山田さんは、戦時中に日本の労働力を補うために植民地支配されていた朝鮮半島から労働者を動員し、鉱山・炭鉱などの劣悪な労働現場で働かせた「徴用工」問題について、「法的根拠もなく帰国・就労・居住・賃金使用などの自由を奪われた強い拘束性に本質がある。日韓請求権協定ではだれも補償されておらず、解決していないのは明らかだ」と指摘。そのうえで「戦後生まれの世代にも歴史修正主義を克服して近代日本の戦争と植民地支配の歴史を忘れてはならないという意味での戦争責任がある」と話しました。
学習会の最後に、主催者の葛飾労働4団体(葛飾区労連、葛飾区労協、葛飾区職労、東京土建葛飾支部)からそれぞれの代表者が学習会の感想や今後の決意を述べて閉会しました。