葛飾区労協 第11回定期総会・2024旗開きを開催
東京・葛飾を基盤とする労働組合でつくる地域共闘組織「葛飾地区労働組合協議会」(葛飾区労協)は1月26日、第11回定期総会・2024旗開きを青戸地区センターで開きました。加盟労組の組合員や来賓の方々ら50人超が出席し、交流と連帯を深めました。
総会では小笠原副議長(全労)が司会を務めました。筋萎縮性側索硬化症(ALS)と昨年診断された三浦議長(東京清掃労組)が杖をついて登壇し、能登半島地震やパレスチナなどでの戦争に触れながら「資本と闘う仲間、それを支える仲間、仲間を大切にする労働組合の役割が強くなっている」とあいさつ。そのうえで「自分がしゃべることは病気でそのうちできなくなるかもしれないが、具体的に声が出なくても私の叫びを受け止めてもらいたい。声が出なくなっても私は仲間とともに声を上げていくことを誓っていきたい」と宣言しました。
その後、須田事務局長(東部労組)が議案提起として「葛飾区労協は今年3月で結成から11年になるが、争議を闘う仲間をよってたかって支えようという方針でやってきた。昨年、三浦議長が病気を明らかにしながら最後まで闘っていく決意を示したのは闘う仲間への最大限のエールだ。闘いで三浦さんの決意に応えていこう。今年もともに生きて、働いて、闘っていこう」と訴え、参加者の拍手で確認されました。
続く旗開きでは葛飾区労協の顧問の清水さん(元国労)が乾杯の音頭を取りました。来賓として、東部全労協、葛飾区労連、足立連絡会、荒川区労評、江戸川区労働組合センター、墨田労組連、朝鮮総連葛飾支部、在日韓国民主統一連合、京成労組の民主主義を守る会、社民党都連、新社会党、みずま雪絵葛飾区議から連帯あいさつを受けました。
争議団として、JAL被解雇者労働組合(JHU)、東部労組のフソ―化成争議の北澤さん、ピーエス三菱争議のアミンさん、マツモト争議の相原さんがそれぞれ支援をアピールしました。また、葛飾区労協に加盟している各労組の代表から今年も闘う決意を表明しました。
JHUの下村さんが南京玉すだれを披露してくれた後、参加者全員で『インターナショナル』と『がんばろう』を、三浦議長によるピアニカ(鍵盤ハーモニカ)の伴奏で歌いました【写真】。最後に三浦議長が「争議団の仲間の声に応えていくのが労働組合。闘う仲間を見殺しにしない、支えていこう。地域の労働者の力で戦争を止め、差別をなくそう」と訴えて団結ガンバローで閉会しました。