【葛飾区労協】三浦議長の写真展と総会・旗開きを開催
東京・葛飾で活動している労働組合の地域共闘組織「葛飾地区労働組合協議会」(葛飾区労協)は1月16日から同18日の3日間、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の難病とたたかっている三浦徹也議長の写真展「労働運動とわたし」を堀切地区センター1階ロビーで開催しました【下の写真】。
写真は三浦議長が労働・労働運動の現場で撮りためたものの中から68枚を葛飾区労協の仲間が選びました。自らが働いていた清掃職場の仲間を撮影した「職場の仲間」、葛飾区労協の仲間が闘う姿や交流する姿をとらえた「地域の仲間」、戦争反対や反差別の取り組みなどの現場をおさめた「反戦平和・社会」という3つのテーマごとに写真を並べて、それに加えて三浦議長が撮影した好きな花の写真も随所に展示しました。
写真展には3日間で約180人が来場し盛況でした。葛飾区労協の関係者だけではなく、これまで労働運動に関わったことがない地域の人たちも興味深く写真を見つめました。
来場者のアンケート用紙には「労働者の力を感じた」「仲間への愛情と日々の活動への継続した情熱を感じた」「仲間の中にいる三浦さんの姿が写真の一枚一枚に見えるようだ」といった感想が記されました。また、三浦議長に対して「一緒に頑張ります!」「共に!と強く伝えたい」「ご縁を得られたことに感謝します」などのメッセージが書かれました。
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写真展が終了した同18日の夜、葛飾区労協は「第12回定期総会・2025旗開き」を堀切地区センター3階ホールで開催しました。加盟労組の組合員と地域の諸団体から約50人が出席し連帯を深めました【上の写真】。
総会では小笠原副議長(全労)が司会を務めました。病床にある三浦議長は参加を試みたものの体力的に困難と直前で断念せざるをえなかったことを報告したうえで、「みんなが頑張っていることがうれしい。わたしも頑張ります。みんなと一緒に最後までがんばります。みんなと声を大にして叫びます。団結ガンバロー!」という三浦議長のメッセージを代読しました。
その後、須田事務局長(東部労組)が議案提起として、加盟労組の争議や職場闘争、さらには反戦運動など政治課題で闘いが前進した1年間を振り返りながら、「三浦さんの写真展でも多くの人たちが励まされたという感想を述べたように、三浦さんは今も病床から仲間を鼓舞している。この三浦さんの思いと共に葛飾区労協の仲間は今年も奮闘していこう」と呼びかけました。三浦議長が引き続き議長にとどまるとともに東京清掃労組葛飾支部の後輩らが新たに幹事に加わる役員選出案も含めて全体の拍手で確認されました。
続く旗開きでは清水顧問(元国労)が乾杯の音頭を取りました。来賓として、部落解放同盟葛飾支部、朝鮮総連葛飾支部、在日韓国民主統一連合、荒川区労評、江戸川区労働組合センター、墨田労組連、東部全労協、社民党都連、新社会党、労働大学、みずま雪絵葛飾区議から連帯のあいさつを受けました。
争議団として、JAL被解雇者労働組合(JHU)、東部労組の北澤さん・アミンさん・葛飾福祉館支部、全労の新聞輸送分会の仲間が勝利に向けてアピールしました。また、葛飾区労協の加盟労組の代表からもそれぞれ闘う決意が述べられました。
東京清掃労組葛飾支部の宮崎さんによるギター伴奏で『インターナショナル』と『がんばろう』を参加者全員で歌い、「三浦議長とともに葛飾区労協は闘うぞ」のシュプレヒコールの後、渡邊幹事(東京清掃)が「地域の仲間と連帯して争議勝利と反戦平和のために団結ガンバロー!」と訴え、旗開きを締めくくりました【下の写真】。
葛飾地域の労働者は葛飾区労協とともに立ち上がろう!