シリーズ「解雇理由」2014年1月分

みなさんへ　
シリーズ「解雇理由」です。
2014年1月にＮＰＯ法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。

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シリーズ「解雇理由」2014年1月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2014年3月10日

１、 社会福祉施設。入社時に「うちは残業代は出ない。サービス残業をしろとは言わない。毎日定時に帰って構わない」と言われたので、17時には帰っていたところ、約1年後「17時になったら自分の仕事もできないのにいつも帰る。その後に掛かってくる電話を他の人が取っていることを考えたことがあるか。甘えてる」と言われ、2ヶ月後の退職勧奨を受けたが断った。その直後に他部署への配転命令が出た。

２、 運送会社でドライバー。20年以上フル勤務しているがアルバイト扱い。有給休暇に関して会社は「一年毎の契約なので有給休暇は発生しない」と言う。こちらが、「おかしい」と主張した場合雇い止めになる危険がある。

３、 ケーキ店。会社の経営難が理由で辞めさせられることになったが「自己都合退職」だと言う。これでは失業保険がすぐに貰えず生活ができない。本来は「会社都合退職」のはずだ。納得できない。

４、 正社員事務員。勤続3年。親族経営の社長の横暴で、年に何十人も雇う社員が次々に辞めていく。みんなビクビク働いている。最近私も社長から「代わりはいくらでもいる。辞めろ」と言われた。こんな会社ではこれ以上やれないと思い退職の意向を伝えたら「自己都合退職だ」と言う。

５、 飲食店でアルバイト。勤続3年。シフトを一方的に削られ月５万円も賃金が下がった。生活ができないので店長と何度か話し合っていたら、年が明けたら「出勤日ゼロ」のシフトにされた。アルバイトだからといって、こんな横暴が許されるのか。

６、 福祉施設。会社の不正が発覚し、市との契約が打ち切られ、施設が潰れることになった。会社は名前と社長を変えて別会社として再スタートすることになり、社員も全員一旦退職して再雇用という事になったが、こちらが再雇用を希望しない場合スムーズに行くか心配だ。

７、 アパレル関係の会社。入社したが、支給された制服が長年使用された古着。サービス残業は当たり前。休憩時間中も拘束される。「来月いっぱいで退職したい」と伝えたら「だったら来月いっぱいでクビ」と言われた。

８、 正社員勤続7年。会社とは半年後の退職が合意されていたのに、「後任が決まったので3ヶ月後に辞めてくれ」と言われた。断れるか。

９、 定年退職して、再雇用で一年毎の契約社員として働いていたが、会社から「来年は契約しない」と言われた。高齢者雇用の関連で問題ないのか。受け入れるしかないのか。

１０、 職人の親方の元で働いていたが、年末に突然「これからの給料を払えないので辞めてくれ」と言われ退職したが解雇予告手当30日分ももらっていない。

１１、 病気休業中。会社から「就業規則に基づき、休業期間が終了したので退職」と連絡があった。しかし、そもそも就業規則自体渡されていないし、見たこともない。

１２、 アルバイト。「近々正規雇用で雇用する」との言われていたのに、一向に話がない。聞いてみたら「2ヶ月で200万円の売り上げがない限り社員にはできない」と言われた。

１３、 中国人。日本で採用され、就労ビザを申請して一旦帰国している時に会社から連絡が入り「就労ビザは出たが、こちらの都合で就労ビザを渡せない」と連絡があり、採用が取り消された。こんな事って許されるのか。 

１４、介護。夜勤は出来ない事を互いに了解して働いていたのに、「夜勤が出来ないならパートになるか退職するかどちらか選べ」と言われた。

 

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