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【フソー化成との闘い】ふざけるな!団体交渉会場に「野外テント」を指定

2022年05月31日 09時55分50秒 | フソー化成との闘い
「野外の急造テント」で団体交渉!?
「引き延ばし」の次は非常識な場所を会場に指定
フソー化成・小林洋社長はいい加減にしろ!

5月27日、フソー化成と東部労組・北澤組合員との団体交渉が行われる予定でしたが、フソー化成・小林洋社長は非常識な場所を団体交渉会場として一方的に指定してくるという事実上の団体交渉拒否(労働組合法第7条2号に該当する不当労働行為)に及んできました。

東京都労働委員会(都労委)からの要望もあり、組合はフソー化成・小林社長と調整し、「5月27日、会社東京工場」で団体交渉を行うこととなっていました。

当日、東京工場に赴いた北澤組合員・東部労組菅野委員長・北澤組合員と東部労組の都労委代理人である髙田弁護士に対し、小林社長は団体交渉の会場を指定してきました。常識で考えれば東京工場内の事務所など、屋内の部屋で、となるのが当然ですが、小林社長が案内したのは東京工場の屋外に急造されたテントでした(上写真)。
「野外のテントで団体交渉」など聞いたこともありません。前代未聞のやり方です。労働組合をバカにするにもほどがあります。団体交渉制度そのものを愚弄するやり方です。組合は小林社長に強く抗議し、工場内の部屋で行うよう要求しました。

念のためテント内を確認したところ、テント屋根にふりつける雨音、道路近くに設置されているため車両の音がうるさく、声が聞こえないほどです。これでは交渉などできたものではありません。

「いい加減にしてもらいたい!取引先や顧客の接遇もこのテントでやっているのか!」との組合の抗議に、小林社長は薄ら笑いを浮かべながら「そうだ。いつもこのテントで取引先・顧客対応を行っている」旨を言い放ちました。しかしそのような事実はありません。北澤組合員が確認したところ、少なくとも前日の午後5時までテントは設置されていませんでした。
また、小林社長は、野外テントを団体交渉の会場に指定した「理由」として「工場屋内には団体交渉に適当な部屋がない」と述べていましたが、そのようなことはなく、これにも実態との大きな矛盾があります。

小林社長は団体交渉の引き延ばしが通用しないと見るや、団体交渉におよそ不適当な場所を会場として指定することで組合を挑発し、「団体交渉を拒否したのは組合側」というストーリーを作り出すことを狙ったとしか思えません。しかしこれは「やり方」を変えたにすぎず、不当労働行為であることに何ら変わりはありません。

このような小林社長のやり方に対し、北澤組合員はストライキ突入をその場で通告。組合事務所に移動し団体交渉を行うよう要求しました。
組合側は組合事務所に移動し会社側の到着を待ちましたが、小林社長はついに現れませんでした。事実上の団体交渉拒否であり、労働組合法第7条2号に該当する不当労働行為であると言わざるを得ません。

組合は都労委への実態報告を行うとともに、労働組合をバカにするようなやり方を許さず、徹底的に闘います!
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