写真=尚美学園本部前で抗議する仲間(左端が平田さん)
尚美学園大学カウンセラー不当解雇撤回を求める裁判・抗議行動
尚美学園は平田さんを労働者と認め、職場復帰させろ!
尚美学園大学(埼玉・川越)で学生らのカウンセリング業務にあたってきた公認心理師で、全国一般東京東部労組の公認心理師ユニオン支部組合員である平田尚寛さんへの不当雇い止め解雇の撤回を求める裁判の第1回口頭弁論が6月1日、東京地裁で開かれ、東部労組と支援の仲間が傍聴席を埋める中で平田さんは意見陳述に立ち、「人権侵害に泣き寝入りしない」と闘う決意を述べました。
意見陳述で平田さんは「本来であれば『雇用契約』を結ぶべき労働実態でありながら、『業務委託』の契約を強いられ、労働者としての権利をなきものにされてきました」としたうえで、今回の大学側のクビ切りの理由がいかに正当なものでないかを指摘し、「人権の侵害や弱い者いじめに対し、まずは私自身が妥協せず、泣き寝入りせず、打開を試みる。これも心理師という仕事をする者の責任でもある、と考えました。不当な解雇を速やかに撤回するよう求めます」と力強く訴えました。
平田さんと支援の仲間は裁判後、その足で同大学を運営する学校法人尚美学園本部前(東京・本郷)に移動し、抗議アピール行動を実施しました。
本部前では、平田さんのクビ切りを言い渡した張本人である辻浩己・法人本部長に対し、「弱い者いじめを犯しながら、その過ちを積極的に正そうともせず平然としている貴法人の態度は教育者として恥ずかしい。一日も早く職場に復帰させることを要求する」との抗議文を手渡しました。
本部前の行動には、友好労組の全国一般・全労働者組合や全国一般三多摩労組などの仲間から連帯の発言を受けました。また、裁判を組合側で担当してくれている戸舘圭之弁護士も同行し、尚美学園による業務委託契約を悪用した平田さんへの不当な扱い方を批判しました。
写真=尚美学園本部前の行動で発言する戸舘圭之弁護士
尚美学園が運営し本部と併設している「尚美ミュージックカレッジ専門学校」の生徒たちも抗議行動に窓から手を振ったりビラを受け取ったりするなど注目を集めました。
最後に参加者全員でシュプレヒコールをあげ、平田さんの団結ガンバローで行動を締めくくりました。
尚美学園は平田さんの不当雇い止め解雇を撤回せよ!
平田さんを労働者として認め、職場復帰させろ!
東部労組と地域の仲間は勝利するまで闘うぞ!