布亀支部東京都労働委員会審問始まる
牛乳配達に従事する労働者が過酷な労働条件の是正を求めて立ち上がった全国一般東京東部労組布亀支部―。これまで東京都労働委員会に団体交渉拒否など数々の不当労働行為の救済を申立てていましたが、いよいよ6月9日、審問が始まりました。
友好労組や東部労組各支部が傍聴にかけつけました。
当日は申立人(労組)側の主尋問が行われ、東部労組本部から矢部明浩書記次長、支部から清原裕幸委員長と加勢清治書記長が証言しました。
矢部書記次長は布亀が労働者に押し付ける理不尽な「搾取システム」を逐一暴露。
①車輌リース代18000円の一方的賃金控除②ガソリン代自己負担の強要③未達1本ごとに30円ずつ減額されてゆく「毎月7200本のノルマ」などの問題点、不当性を指摘。そして団体交渉時においてこの3つの論点を会社の”枠組み””経営の根幹をなす存立基盤”として、改善の姿勢すら示さず組合からの主張に耳を貸そうともしない、まったくもって不誠実極まる会社側の対応や不当な団体交渉拒否と繰り返される組合員への卑劣な切り崩しの数々について暴露しました。
清原支部委員長は支部をまとめる立場から、所属する葛飾DC(デリバリーセンター=配送拠点)を狙い撃ちにした労働時間の延長や始業時刻の厳密適用(7時前の出社禁止)といった、労使慣行を無視した組合への支配介入など明らかにしました。
加勢書記長は、本社部長から「スナックあやまち」に連れて行かれて「(新しい契約が発効するまで)おとなしくしていろ。(社長からアプローチがあったことは)組合には言うなよ」「働き続けたいならば組合を抜けてくれないと社長に切り出しにくい」など、社長や本社部長から「組合を抜けないと解雇の脅し」という露骨な組合脱退工作があったことを赤裸々に証言しました。
7月6日には申立人側の反対尋問、同月25日に被申立人側(会社)の主尋問、8月31日は被申立人側反対尋問がそれぞれ予定されています。引き続き皆さんのご支援よろしくお願いします。
宅配の仕事に興味があったので
とても喜んだのですが、、、、
いろんな会社の状況、背景を記事から
知っていくなかで 入社する事に
迷いが出てきました。
どーしたら良いでしょうか?
これからも労働組合の方々が闘って、
1日でもはやく良い労働環境
手に入れてほしいと願っています。