写真=集会参加者といっしょに声をあげるメトロコマース支部組合員ら
11.22 がんばれメトロレディー!非正規大集会が成功!
「非正規だって、あきらめないぞ!」
「ガマンも限界!」
「声を上げて良いんだと思えました」
東京メトロの駅売店で働く非正規労働者として正社員との賃金差別をなくすために闘っている全国一般東京東部労組メトロコマース支部を支援しようと、11月22日、「がんばれメトロレディー!非正規大集会」が田町交通ビル6階ホールで開かれました。会場には東部労組各支部、友好労組・団体、インターネットやチラシを見て知った200人超が集まりました。
感動を呼んだのは、第2部の「メトロレディーぶっちゃけ本音トーク」と題した場で、メトロコマース支部組合員が様々な苦難を乗り越えながら闘いに立ち上がったという内容に、参加したある非正規労働者が「私は非正規で、正社員の登用の試験を受けて、通りませんでした。私に足りないところがあったのか、と自分を納得させようとしました。けれど、正社員と同じ仕事をしている。同じように扱えと声を上げて良いんだと思えました」と涙ながらに話したことです。一人ひとりが声をあげることの大切さを実感し、非正規労働者への差別をなくして均等待遇を実現しようという思いで会場は一体感に包まれました。
集会を主催したのは、東部労組とビデオプレスでつくる実行委員会。第1部ではメトロコマース支部組合員の闘いと生活を描いたドキュメンタリー映画『メトロレディーブルース』『続・メトロレディーブルース』(いずれもビデオプレス制作)の一挙上映でした。会場からはスクリーンで躍動する組合員たちの迫力あるシーンに大きな拍手が送られました。
上映後、東部労組本部の須田書記長が闘いの経過を報告し、東京メトロとメトロコマースが非正規差別を是正しないまま来年3月末にも非正規労働者を新たに定年退職に追い込む場合にはストライキを掲げて抗議行動に入る方針を打ち出しました。今年5月にメトロコマース支部が提訴した労働契約法20条を使った裁判について、原告側弁護団を代表して青龍美和子弁護士が解説しました。また、同じ労働契約法20条の裁判に立ち上がった郵政産業労働者ユニオンの宇田川組合員が連帯アピールで支援を訴えました。
第2部のトークは、音楽とともに怒りの炎に「ガマンも限界!」の文字がスクリーンに大写しされてスタート。毎日新聞記者の東海林智さんが司会を務め、支部組合員5人と須田書記長が登壇しました。労働組合をつくった時のことを「2カ月間眠れなかった」(後呂さん)、組合に入って良かったことを「何でも言い合える仲間ができたこと」(疋田さん)、「団体交渉権があるので経営者にも対等に意見が言えること」(加納さん)、「労働条件が守られていること」(水城さん)、組合活動を振り返って「私たちもストライキをやってから打たれ強くなった」(瀬沼さん)などと生き生きと語りました。
トークの後は炭坑節の替え歌「メトロ音頭」を支援者らと歌い踊り、ちんどんとサックス・ギターの先導で支部組合員らが場内を練り歩きました。フィナーレは参加者全員が立ち上がり、手をつないで、メトロコマース支部の後呂委員長の音頭で「非正規だってあきらめないぞ!」の三唱で集会を成功のうちに締めくくりました。
11.22大集会にご参加、ご協力していただいた皆さん!本当にありがとうございました!
メトロコマース支部は今後も全力で闘い抜きます!勝ち抜きます!引き続きご支援をよろしくお願いいたします!