みなさんへ
シリーズ「解雇理由」です。
2013年1月中にNPO法人労働相談センターと全国一般東京東部労組に寄せられたメール相談の「解雇・退職勧奨・退職強要」事例からまとめました。
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シリーズ「解雇理由」2013年1月分
(「解雇・退職勧奨・退職強要」のメール相談事例のまとめ)
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2013年3月11日
1、 女性正社員。妊娠を告げたとたんに執拗な退職勧奨が始まった。
2、 出張経費の中の食事代を取引先へのお土産代に当てたら不正使用とみなされ、解雇を言ってきた。
3、 デザイナーとして採用されたのに、実際の業務は雑用ばかり。月40時間の時間外労働に残業代は一切支払われない。年収も募集広告の2/3でしかない。これで辞めたら当然会社都合だと思うが、離職票には「一身上の都合」とされた。
4、 派遣社員。契約期間満了までまだ2ヵ月間あるのに、「派遣元と派遣先の契約が消滅したから」と解雇された。
5、 専門学校生。内定が決まっていた会社からメールで「内定を取り消す」と言われた。他の会社を断って決めた会社なのに、こんな大事な話をメールで伝えてくるやり方に納得できない。
6、 正社員、女性。育休明けに復職する予定だったのに、無理矢理退職願いを書かされた。
7、 仕事の経過状況をメールで尋ねたら「当てつけ」と誤解され叱責され「明日から来なくていい」と解雇された。
8、 一族経営土木建築会社。月100時間残業をしても15時間分しか支払われない。知らないうちに賃金が下げられている。少しでも自分の意見を表明した社員は全員クビになった。自分も解雇された。
9、 契約社員。勤続5年以上たっていたので、当然継続雇用を期待できていた。会社が別の会社に譲渡された。会社は身分や労働条件に変更は無いと説明していたのに、新会社からは「今までの反復更新はリセットされました。新入社員扱いになる」と言う。
10、 再就職した先の管理職が突然退職してその人の仕事を任されたが、まだ試用期間中。その上、初めての仕事でできそうもない。このままでは解雇されてしまうのではと心配。
11、 職場の嫌がらせがひどい。母が亡くなり連絡したが、葬儀に「弔電」も寄越さない。堪りかめて退職したが、この場合会社都合の退職にあたるのではないか。
12、 人員整理で正社員を解雇され、パートにされた。仕事は同じなのに、賃金は半減。上司・後輩は昇級、昇給。あまりの仕打ちに涙し、怒りで一杯の毎日。
13、 20年勤続の正社員。突然の諭旨解雇。懲戒解雇に次ぐ厳しい解雇が諭旨解雇。それなのに解雇理由書には「給料に見合った仕事をしていない」「売上げを伸ばす努力が足らない」。これでどうして諭旨解雇なのか。解雇権の濫用ではないか。
14、 派遣社員。派遣先からはもっと働いて欲しいと言われているのに、派遣元会社から「仕事が無くなった」と連絡が来た。どう理解したらいいのか。
15、 育休中に会社に呼び出され「今までの部署は戻ってもあなたの仕事はない。他部署でもあなたの勤務態度からみて歓迎してくれるところはない」「子供が幼いうちは傍にいて子育てするべき」。「(保育園入所申込み用の)在職証明書も出せない」と脅迫まがいの脅しで無理矢理退職させられた。
16、 辞めさせたい女子社員を片道2時間以上かかる工場に転勤を命じ、それに負けず1年近く通い続けた彼女に今度は大阪への転勤命令、半年もしないうちに大阪営業所は閉鎖。東京本社にはもう仕事がないと言い解雇してきた。
是非、こちらにご相談してみては如何でしょうか?