上の写真=葛飾4労組の組合員が集まった春闘集会
東京・葛飾4労組が初の春闘共同集会を開催
全国一般東京東部労組の地元である東京・葛飾地域の労働組合4団体が3月19日、共同の春闘集会を葛飾区内で開催しました。
4団体は、東部労組が加盟する葛飾区労協のほか、葛飾区労連、葛飾区職労、東京土建葛飾支部です。それぞれ所属するナショナルセンターや潮流は違いますが、2016年に「戦争法」反対をきっかけに共通の政治課題をテーマに学習会や署名運動などに取り組んできました。その共闘の積み重ねを踏まえ、今回初めて共同の春闘集会を地域で持つことになりました。
この日の集会には、各団体の組合員約80人が参加しました。葛飾区労連の菅野事務局長が司会を務め、主催者を代表して葛飾区労協の三浦議長が「それぞれの団体の取り組みを共有し、4団体の共闘を発展させていきたい」とあいさつしました。
4団体からは以下のとおり報告しました。
①葛飾区職労・・・昨年秋の人事委員会勧告による大幅賃下げを阻止した経験、会計年度任用職員制度や区役所業務の委託化、区役所の建て替え問題
②葛飾区労連・・・公立学校の教員の長時間労働と「教職員給与特別措置法(給特法)」の問題、文科省が導入を検討している1年単位の変形労働時間制の問題
③東京土建葛飾支部・・・公契約条例の制定を求める運動、建設アスベスト被害の解決を求める署名運動の要請
④葛飾区労協・・・3つの争議(東部労組メトロコマース支部の非正規差別なくせの闘い、全労ユナイテッド闘争団の不当解雇撤回の闘い、ユニオンネットお互いさまの日通不当雇い止め撤回の闘い)の紹介と支援要請
続いて、JAL不当解雇撤回争議団からのアピールを受けました。その後、葛飾区職労の島田前副委員長が「平和と生活を守る行動に取り組んでいく」とする春闘アピールを読み上げ、参加者全体の拍手で確認。東京土建葛飾支部の滝沢書記次長による団結ガンバローで集会を締めくくりました。
下の写真=葛飾区労協からの報告で支援要請する争議を闘う組合員ら