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全国一般東京東部労働組合の記録

「労働時間」に関連したメール労働相談事例(2014年9月分)のまとめ

2014年11月28日 09時00分00秒 | 労働時間

みなさんへ
2014年9月に、NPO法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「労働時間」に関連したメール労働相談の事例を紹介します。

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「労働時間」に関連したメール労働相談事例(2014年9月分)のまとめ
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2014年11月28日

1、 基本給25万円+固定残業代20万円の会社。土日休日出勤も固定残業代に含まれているという。入社時の雇用契約書では休日は年125日となっているが、実際は休日出勤が多く、まるで休みがない週もでてくる。しかも何も付かない。「週一日は休み」の労基法も守らなくていいのか。どうしても納得できない。どう問題にしたらいいのでしょうか。

2、 子供を保育園に預けるために時間短縮か、出勤時間を少し遅くしてもらえないかと会社に頼んだが、断られた。育児に関する法律ではできるはずなのに何故だめなのか。

3、 特別養護老人ホーム。17時間夜間勤務を終えたその朝から続けて日勤勤務をやらされる。公休日の夕方から勤務に出る。その上、残業代や休日出勤手当も支給されない。経営側の社員や派遣社員への姿勢はそのまま利用者やその家族への態度の悪さとして表れている。こんな福祉現場で本当にいいのでしょうか。今後の行動へのアドバイスをお願いします。

4、 障害者のグループホーム。宿直勤務が月に15回もある。宿直、ひどい時は一週間に5日もやらされる時もある。労働時間は16時から翌朝9時までです。翌日の日勤もある為、24時間以上も拘束される。しかも「宿直」とは名ばかりで徘徊の対応などで満足に仮眠も取れません。睡眠不足でイライラして利用者さんに優しくできない時もある。限界です。
(*注 NPO法人労働相談センター
厚生労働省基発150等では、「宿直」は以下の要件を全て満たす必要があります。
1.常態として、ほとんど労働をする必要のない勤務であること。
2.通常の労働の継続でないこと。
3.相当の睡眠設備が設置されていること。
4.宿直手当が支払われていること。
5.宿直が1週間に1回以内であること。
しかも、これらの要件を全て満たして所轄労働基準監督署長の許可を受けた事業場のみが「宿直」勤務を行わせることができます。相談者のような場合は、明らかに要件に違反していますし、事実上の労働時間であり、時間外割増賃金、深夜労働割増賃金を支払う必要があり、また一日8時間週40時間の労働時間や週一日休みの原則にも大きく逸脱しています。)

5、 工場勤務。毎日朝6時出勤で夜8時まで働いている。休みがこの三週間ない。次の日曜日も休めるかわからない。周りはそれが当たり前のように思って働いている。私は体調がおかしくなり、退職を申し入れたが退職も認めてくれない。

6、 女性。転勤辞令が出た。通勤時間は、今までより2時間30分も余計にかかり、帰宅も駅の駐輪場は閉まっていて、自転車は使えず、やむなく深夜暗い夜道を20分以上歩くようになる。

7、 美容院数店を持つ株式会社。美容師。勤務は、朝9時半から夜9時。毎日11時間半労働。その上、健康保険も年金も加入してくれない。タイムカードもない。残業代もない。許せない。

8、 もう限界です。派遣社員。週5日毎日朝10時に出勤してお昼休みもなく夜11時までのデスクワーク。残業代もない。社員には甘く、派遣社員はボロボロになるまでこき使う、体を壊したらポイして次の派遣を入れている。社長の口癖は「自分の会社はブラックにはしたくない」。充分にあなたがブラックだよ。社長。

9、 残業代は「定額」月2万円と決まっていてこれしか出ない。どういう計算で、何時間分かもわからない。毎日の労働時間は、朝9時から大体夜8時半から9時まで働いている。休みは週1日だけだが、その内一日は研修会と称して一日3時間の出勤を命じられているが、振り替え休日もない。

10、 ホテルの仲居。朝10時から夜10時の勤務の外に、お客が到着する時間が朝6時とか7時の時は、その時間から出勤しないといけない。何十時間残業があっても、月10時間分の残業代しか付かない。会社は「みんなにきっちり残業代払っていたら、会社潰れるよ。それでもいいの」と言う。その上「フロントの男性陣よりも仲居に高く払う事などありえないでしょう」とひどい事を言う。

11、 大手ホームセンターの商品配送・仕分け業務の正社員。仕事が終わり次第終了時間となり、早く終わった時間分は賃金がカットされ、その分残業代から徴収されてしまう。これでは残業はしているのに、していない事となってしまう。

12、 映像会社。月給制だが、夜7時半から9時半までは見込み残業時間となっており、残業代は月給内に込みとされている。また、朝10時に出勤して翌朝まで働いても残業代や深夜手当や代休が無くても問題はないのか。

13、 (家族から、夫は)朝7時に出勤して毎日夜9時から10時まで働く。時には帰宅が夜中の2時の時もある。夜中2時に帰宅して朝7時に出勤する日が数日続いた時もあった。休みは4週間無い月もある。疲れ果て体も心も休めない。助けてください。

14、 タイムカードとは別の残業代カードがあり、例えいくら残業をさせられても一日2時間半までしか残業代は支払われない。就業規則も見せてもらっていない。

15、 残業をきちんと付けて残業代を正確に請求すると、社員から「主任」にさせられ残業代がつかなくなる。


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