写真=団交前に打ち合わせるメトロコマース支部組合員ら
メトロ駅売店員への「労働強化」に組合が反対
→「時間別売上金の調査」を中止させました!
東京地下鉄(東京メトロ)の駅売店「メトロス」の契約社員らでつくる私たち全国一般東京東部労組メトロコマース支部がこのほど、株式会社メトロコマースが予定していた「時間別売上金の調査」の実施を中止させました。
時間別売上金の調査については、会社側が7月21日~27日の7日間、メトロスの各売店の1時間ごとの売上金を販売員に100円単位で「売上金調査シート」に記入・報告させることを予定していました。現金だけではなくパスモカードを使った売り上げ金も記入することになっていました。
会社側は「より生産性の高い店舗作りの資料とするため」と調査の目的をあげていましたが、私たちメトロコマース支部は7月17日にあった前回(第4回)の団体交渉で会社側に対して「ただでさえ目が回るほどの忙しいのに、時間別の売上金を算出したり記入したりする作業は販売員にとって大きな労働強化につながる。店舗の実情をわかっていない」と調査実施への反対を訴えました。
その結果、調査初日の朝に「中止」の指示が会社側から出されたのです。
会社側は中止の理由について「時間別売上金の集計をやるには店舗で人員的な余裕がないと判断した」と話しています。組合側の主張を事実上認めたもので、私たち労働組合が会社による労働強化を押し返した格好です。
この調査中止にはメトロコマース支部組合員以外の販売員からも感謝の声が組合に寄せられています。
労働組合がなかった時には、販売員とくに差別待遇を受けている契約社員Bの声が会社側に届くことは考えられませんでした。組合員が増えて団結がもっと強くなれば、メトロス販売員の生活を良くするための要求もさらに実現できます。
東部労組メトロコマース支部に1人でも多くの販売員が組合員になってくれるよう、また組合を応援してくれるよう心から呼びかけます。連絡先は次のとおりです。全国一般東京東部労組本部のメトロコマース支部担当(須田・矢部)まで。電話03-3604-5983、ファックス03-3690-1154、メールinfo@toburoso.org