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全国一般東京東部労働組合の記録

12/9 東部労組多摩ミルク支部が構内抗議アピール行動!

2016年12月16日 12時06分28秒 | 労働組合

写真=エイチ・ビー・エス本社営業所構内で抗議の声を上げる組合員ら

多摩ミルクの経営者は有罪だ!違法労働を謝罪せよ!
12/9 東部労組多摩ミルク支部が構内抗議アピール行動!

東京・葛飾で食品などを輸送している「多摩ミルクグループ」(多摩共同配送センター、横倉運送、エイチ・ビー・エスの3社)の労働者でつくる全国一般東京東部労組多摩ミルク支部が12月9日、固定残業代制度による違法な長時間労働と残業代不払いなどに抗議するためのアピール行動を、葛飾区奥戸のエイチ・ビー・エス本社営業所構内で行いました。

東部けんり総行動の一環として、多摩ミルク支部組合員を中心に160人が参加しました。参加者らはバス2台で、多摩ミルクグループが下請けとして食品の配送や仕分けなどにあたっている森永乳業東京工場前に到着。その場で多摩ミルク経営者に対するシュプレヒコールを上げた後、徒歩でエイチ・ビー・エス本社営業所に向かい、構内で「多摩ミルク経営者は有罪だ!」の横断幕を掲げて抗議アピール行動を行いました。

同グループ経営者は、ドライバーに対し、給与の半分をも占める固定残業代を用いて過労死レベル(月80時間の残業)をはるかに超える長時間労働を恒常的に強いていきました。ひどい人では残業時間だけで月206時間という殺人的な長時間労働です。

固定残業代がいったい何時間分の残業に相当するのかは契約書や就業規則に明記されていません。どれだけ働いても定額の固定残業代以外には支払われません。このような固定残業代が無効であるのは明らかです。固定残業代をのぞく基本給だけで計算すると、時給が最低賃金を下回るという違法労働を重ねていました。現在、組合員は東京地裁に提訴して裁判で闘っています。

この問題をめぐっては組合員の刑事告訴に基づき、向島労働基準監督署が送検、検察が起訴、今年2月には経営者(小島逸成氏)と会社法人(エイチ・ビー・エス)にそれぞれ罰金20万円の命令が出ました。労働基準法違反が刑事事件として立件されるのはきわめて珍しいことです。これは多摩ミルクグループの経営者の悪質さが際だっているからにほかなりません。しかし、経営者はいまだに従業員に謝罪せず、残業代不払いを続けています。

また、私たち組合員が多数を占める森永乳業東京工場出荷事務所の欠員に対し、会社は不当にも新規採用を拒否しています。この事務所には組合の委員長や副委員長ら役員が従事し、欠員補充がされない結果、過重労働を強いられています。ほかにも、従業員の仕事上のミスにかこつけて組合役員にお門違いの始末書を出せと迫ったり、病気休職明けの組合員が不当に仕事から外されたりするなどの不当労働行為が相次いでいます。ボーナスを1円たりとも支払うことを拒否しています。

このような多摩ミルクグループ経営者の違法・不当に対し、東部労組多摩ミルク支部は敢然と闘い敢然と勝利する決意です。皆さんのご支援をよろしくお願いします!

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