(上の写真=すかいらーくの報告を聞く過労死遺族の前澤さんと労組役員ら)
経営のツケを労働者にしわ寄せするな!
長時間労働と過労死を職場からなくそう!
~すかいらーく2012年職場改善報告~
ガストやバーミヤンなどファミリーレストランを全国展開している株式会社すかいらーくで立て続けに2人が過労死した問題で、会社側による遺族への職場改善報告が7月23日、遺族を支援している全国一般東京東部労働組合の事務所(東京都葛飾区)でありました。会社側からは人事部と顧問弁護士ら3人、遺族側は2007年に長男を過労死で亡くした前澤笑美子さんと労組役員ら3人が出席しました。04年に夫を過労死で亡くした中島晴香さんは体調悪化で欠席でした。
職場改善報告は、中島さんと会社側が和解する際の条件として、労働時間や有給休暇の消化率など、すかいらーくの職場がどれだけ改善されたかを遺族がチェックするために会社側に毎年の報告を義務づけたものです。
会社側の報告によると、残業時間が月80時間以上だった正社員は昨年に0.7%(社員換算で30数人)にのぼりました。一昨年は0.24%だったので大幅に悪化しています。この要因について会社側は昨年3月の大震災や昨年8月のガストでの食中毒事件の発生で落ち込んだ客足を戻すためのキャンペーンで残業が発生したと説明しました。月80時間以上の残業は、国の過労死認定基準を上回る長時間労働です。遺族側は「売上減のツケを労働者に押しつけることは許されない」と改善を求めました。
また、会社側は「36協定の遵守」を当面の目標に掲げているとのことですが、この36協定には特別条項として月80時間の残業が認められています。繰り返しになりますが、月80時間は過労死基準です。2人も過労死を出した企業で、いまだに過労死レベルの長時間労働を認めていること自体が大問題です。遺族側は「特別条項を見直すべきだ」と訴えました。
会社側が設けている内部通報窓口の内容の報告もありました。上司からタイムカードの不正打刻を強いられているとの通報も含まれているとのことです。私たち東部労組のもとにも同様の相談が寄せられています。長時間労働の隠ぺいが過労死に直結するのは言うまでもありません。遺族側は正しい労働時間の管理を求めました。
すかいらーく系列の事業所で働いている皆さん、長時間労働を根絶するためには職場の労働者の声が必要です。3人目の過労死を出さないために私たちと一緒に声をあげてください。
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中島さんが代表を務める「過労死をなくそう!龍基金」の第6回中島富雄賞授賞式が以下の通り開催されますので、ぜひ多くの方の参加をお願いします。
過労死をなくそう!龍基金
第6回中島富雄賞授賞式
第1部 ワタミ過労自殺遺族である森豪さんと森祐子さんへの授賞式
第2部 稲葉剛さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい代表理事)の記念講演
日時:8月5日(日)午後1時(開場12時半)
場所:かつしかシンフォニーヒルズ別館5階「レインボー」(京成「青砥」駅から徒歩5分・地図)
参加費:無料
連絡先:NPO法人労働相談センター内「龍基金」事務局(電話03-3604-1294 メールconsult@rodosodan.org)
店舗運営と人員の効率化を図る「ローコスト・オペレーション」を推進してました。
当然ながら、「人」の方に過大な負担がかかります。
その結果、悲惨な事件が続いてます。
これ以上犠牲者を出してはなりません。
改善されるまで、声を出し続けていきましょう!!
情報提供、ありがとうございます。
よりくわしい情報があれば、と思います。
秘密は厳守しますので、直接メール(info@toburoso.org)か電話(03-3604-5983)で、すかいらーく担当の須田までご連絡ください。
よろしくお願いします。
外部の組合なので、情報は厳守されます。
みんなはそれに従う!
不当労働ですよ
準社員の方が多いですし、 店長より働いてる方もたくさんいます。
現場は本当に過労に苦しんでる人ばかりですよ。
何時間 働いても休憩は1時間ですし。
こんな状況では新人さんも続かず、 結局、 教える手間がかかるだけです。
改善は無理でしょうが。。
諦めては、本部の思うツボです。
自分が無理する人、従業員に無理させる人
根本的に可能な店舗か不可能なのか判断出来ない?
誰も助けてくれない。最終的に退社しかないのか?
自分、家族を守るため