すかいらーく契約店長の死をムダにしてはいけない
過労死撲滅に非正社員も正社員も立ち上がろう!
厚生労働省は昨日(6月8日)、08年度の過労死や過労自殺の認定者数などを発表しました。それによると、脳こうそくなど脳・心臓疾患で死亡したケースの労災(過労死)認定は前年度より16人増の158人で、02年度の160人に次いで多い数でした。
過労が原因でうつ病などの心の病にかかり08年度に労災認定された人は前年度より1人増えて269人で、3年続けて過去最悪でした。このうち未遂を含む自殺の認定は66人で、前年度より15人減りましたが、過去2番目に多い数でした。
厚労省の発表を記事にした本日(6月9日)の『東京新聞』朝刊では、すかいらーくの契約店長だった前沢隆之さんが過労死した問題を、先月13日に会社側と合意したあとに記者会見した遺族のカラー写真つきで取り上げています。
以下、記事の該当部分を抜粋します。
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「立場弱い」非正社員犠牲
厚生労働省が8日発表した集計によると、過労死や過労自殺は高止まり状態が続く。正社員並みに厳しい仕事を課される非正社員にも近年は広がっているという。労組などは「非正社員は立場が弱く、過重な負担を断れない人も多い」とみている。
「あの時やめさせておけば」。外食大手の契約店長で昨年10月、32歳で過労死した埼玉県加須市の前沢隆之さんの母笑美子さん(60)は今なお後悔の念が消えない。
隆之さんは1991年にアルバイトで入社。契約店長になった2006年3月ごろから生活が一変した。朝7時に出勤し、午前2時ごろに帰宅する日々が続き、残業は月200時間を超えていたとみられる。
笑美子さんは「店を任され『売り上げが落ちると自分のせいになる』と考えて頑張ってしまったんだと思う」と涙を流した。
(略)
過労死認定者数などについて厚労省は正社員と非正社員別のデータを取っていないが、全国一般東京東部労組には、職場の重い負担に悩む非正社員からの相談が絶えない。須田光照書記次長は「契約や派遣社員の中には過重なノルマを課せられるケースもある。プレッシャーを感じてしまう人が多い」と話した。
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前沢さんをはじめ過労死・過労自殺してしまった人の死をムダにしてはいけません。働く人の団結で自分と仲間の「生存権」を守りましょう。労働組合が長時間労働や過重なノルマを規制しましょう。
過労死・過労自殺・過労障害で悩んでいる被災者と家族は以下まで相談してください。
(1)過労死をなくそう!龍基金(NPO法人労働相談センター内)
電話03-3604-1294、メールconsult@rodosodan.org
(2)全国一般東京東部労組
電話03-3604-5983、メールinfo@toburoso.org
従業員が死に至るという、過失致死罪の適用が求められます。
なるべく、告訴しブログなどで状況を報告して、
過労死させることは、犯罪であり、
労務管理者が業務上過失致死罪で、逮捕される環境を作りましょう。
http://homepage2.nifty.com/karousirenrakukai/15-11=keijikokuhatsu.htm