なぜ「添乗員の日当を減額」なの?
「カットしやすいところからカット」ってこと?
5月21日付で阪急トラベルサポートは西尾隆社長名で「新型インフルエンザ発生に伴う時限的添乗日当減額のお願い」なる文書を添乗員に配布しました。
それによると、新型インフルエンザの発生により「旅行業界においては、急激な集客減・相次ぐ取消等により甚大な損失が予想され」、「ツアーキャンセルとなるコースが後を絶たず」、会社はこのような状況を改善するため、催行人数15名以下のツアーを対象に「派遣料金を減額しツアーの催行要請を行い、就業機会(添乗ツアー)の確保に努め」るため、添乗日当を減額する=日当をカットすることを決めた、ということです。
具体的には、15名以下で催行されるツアーに添乗する添乗員の添乗日当を6月1日出発から7月31日出発分まで10%カットする、というものです。
たしかに新型インフルエンザ発生により、ツアー参加人数が減っている、ということは私たち東部労組HTS支部も把握しています。
しかし!ちょっと待った!
私たちはこの「日当の減額」にただちに同意できません。それは以下のようなギモンがあるからです。
・会社は「甚大な損失が予想」されていると言っていますが、具体的にどんな損失なのでしょう。その裏付けとなるデータはあるのですか?私たちにはそのような詳細なデータは見せられていません。
・なぜそもそも「添乗員の日当をカット」なのでしょう。他に方法はないのですか?社長や役員さんたちの給与・報酬はカットされたのですか?そういったことをやった上で最後の手段として添乗員の日当をカットするのですか?
会社から詳細な説明がない以上、私たちは今回の会社のやり方は「カットしやすいところからカット」するとしか思えません。
私たちは6月8日、以下の文書を会社に送りました。
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2009年6月8日
株式会社阪急トラベルサポート
代表取締役社長 西尾 隆 殿
全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
執行委員長 岸本 町雄
同HTS支部
執行委員長 塩田 卓嗣
2009年5月21日付「時限的添乗日当減額のお願い」についてのご通知
標記文書について、下記の通りの疑問点がある以上、当労組としては組合員への日当の減額には同意しないこと、まずご通知いたします。その上で、下記の点につき、ご回答願います。
記
1.労働関連法の観点から
1)労働基準法
貴社「派遣添乗員就業規則」においては、懲戒処分の一環としての減給を定めている。しかるに、今回の日当減額は懲戒処分としての減額ではない。そうである以上、労働基準法第89条および90条との整合性が問題となるが、これにつき貴社の見解をお聞かせ願いたい。
2)労働契約法
同法第3条では、「労働契約は、労働者及び使用者が対等の立場における合意に基づいて締結し、又は変更すべきものとする」と定められている。今回の日当減額につき、同条に照らした場合の貴社の見解をお聞かせ願いたい。
2.労働条件の不利益変更の観点から
上記労働基準法上の観点に加えて、今回の日当減額は、時限的とはいえ「労働条件の不利益変更」となる。
労働条件不利益変更にあたっては、
①変更の必要性の内容・程度=それを実施しなければ経営状態に重大な悪化が及ぶなど経営上の必要性が認められること
②代償措置その他関連する他の労働条件の改善状況=不利益を縮小するよう努力すること
③労働者及び労働組合への説得など交渉の経緯=変更に当たり、労働者側に十分説明を行ったか、労働組合と誠実に労使交渉を行ったか
などの要件が必要となるところ、貴社からは①、②につき具体的な説明はなされていない。また、③についても、当労組および組合員への事前の説明はなく、2009年5月21日付文書にて一方的に通知されたのみである。
以上の点を踏まえ、以下の点につきお聞かせ願いたい。
1)今回の添乗日当減額を行う必要性、経営に及ぼす影響とその具体的なデータ
2)なぜ「添乗員の日当」を減額するのか。添乗員の日当を減額しないための回避措置(役員報酬もしくは役員給与の減額など)を行ったのか
3.回答方法および期限
上記につき、2009年6月15日(月)正午限り、文書をもって以下の宛先まで回答されたい。
回答先:東京都葛飾区青戸3-33-3野々村ビル1階
全国一般労働組合全国協議会東京東部労働組合
ファックス03-3690-1154
以上
添乗員は、物みたいに扱うなと言いたい。
日当を下げて、企業の努力改善が見られない。
回答待ってます・。
添乗員の日当をカットするだなんて間違ってる!
あまりにも安易過ぎる発想。
逆にそんなことをいの一番に思い付くことこそが日ごろ添乗員をコケに扱っていることの露われだ!ほぉ~らね、ってなもんだ。
みんな大変なのはわかっている。
添乗員だって安給料で体はって精神力すり減らして頑張っている。
あぐらをかいているヤツから減らしてくれ。
頼むよ、社長さん。
当の添乗員への説明も同意もなしに?
こんな紙切れ1枚で・・許されることじゃない!
ここでカットを許しちゃうと、その後旅行の売れ行きが回復したとしても、
日当を戻してくれるなんてこと絶対しないはず。
根元から腐りきってる業界なのに、人権さえも簡単に無視してしまう業界なのに、
どうして国は容認しているのだろう?
添乗員は横の結束がしにくく、尚且つ簡単に仕事を奪われてしまう
哀しい立場にいます。
声をあげたくてもできない。行動を起こしたくともできない。
そうしてやがては諦めてしまう、仕事の忙しさに追われて考えられなくなってしまう。
東部労組さん、HTS支部さん、そして佐高さんをはじめとする文化人の皆さん。
どうかお力をお貸しください。日本という国で現在も行われている違法行為を、
大手企業が堂々と行っている事実を、少しでも多くの方に知っていただきたいです。
社員でもないのに会社の味方をしてたくさんの組合員の日当を下げる傍らで、役員、部課長は賞与もでるんでしょ?
ありえない!
ばかげている
ちょっとご都合過ぎてません?
派遣先は相当の賞与と「一人勝ち」を自慢していた。
しかし、自分達添乗員にはびた一文も支給なし。
それどころか休みの日に社員の落度で出たクレームの
謝罪に客の自宅近くのカフェ迄呼び出され、勿論
交通費自腹、日当なし!あげくアレルギーのコーヒー
迄無理やり飲まされて1週間寝込む騒ぎ。
社員は交通費も会社に戻り精算しているのでしょ!
社員が賞与を貰うなら少しでも添乗員に支払うべき。
勿論バイト、パートにもね。
非正規雇用なら時給以外は何も支払わなくていいなんてタレントとは違いますよ。年収何千万円のね!
都合のいい収益はぜ~んぶ自分達の収益にして。
ちゃんと人件費を支払ったら?
ツアーが回復したら昇給するとしっかりも約束したのにもの係わらず、ツアー客が戻って来てもそのまま据え置かれた。
そしてその間に課長が代わって、代わった課長からは業績不振を理由に減額された。
またこの時と同じことを繰り返そうとしているように見えてならない。
こんな会社の暴挙を許してはいけない!
ツアーは海外だけとは限らない!
国内ツアーは順調なハズ。
地元民の私にはHEI社員の声は道を歩いていたりランチをしていれば聞こえてくる。
今日も九州担当と話していた女性がいたが
今度、長崎までツアー食を試食に行くんだと同僚に話していた。
そんな経費を掛けるのであれば少しでも節約していくべきだと思う。
ツアー担当にも係わらず食べたことないから味なんてわからないよね!とも言っていた。
おかしいぞ!
HEI!!!
添乗員達の日当を少しずつ下げればいいんですよ。
ツアーや稼働を増やさなくても、営業努力しなくても、添乗員からもっと搾取すれば簡単に黒字。
でしょ?