
12月4日、午後3時からNPO法人労働相談センター会議室で労働相談ボランティア向けの研修講座が開催されました。
労働相談ボランティア他、専修大学教授・兵頭淳史さん、きょうとユニオン委員長の玉井均さん、ジャパンユニオン組合員も迎え、総勢17名で今年の労働相談の傾向、今後取り組むべき課題など活発に討議され、熱気もさめやらぬまま盛況のうちに終了しました。
今回の研修講座は3回目。講師は前回に引き続き石川源嗣・労働相談センター理事長がつとめました。
石川理事長は、今年の相談件数は7000件を超えることが確実となり、使用者による労働者への抑圧がさらに広まりかつ深まっている状況を如実に示したこと、こうした社会の閉塞状態を打開するにはユニオンの力=「労働組合で解決」する方向性が不可欠であること、などを強調。これから強化されなければならない課題(大量宣伝・大量相談・大量着手・大量組合加入・大量定着、ホームページのリニューアル、日曜労働相談へのさらなるてこ入れ、労働弁護士や通訳ボランティアなどの専門ボランティアの充実、全国の労働相談窓口との連携…)も示し参加者に問題提起を行いました。
出席者からは、「生活相談やメンタルヘルス面での受け皿づくりを」「共同運営を検討することで財政面での基盤を確立できないか」など建設的な意見が多く出され、労働相談センターがこれから歩むべき姿を彷彿とさせる有意義な時間を共有しました。