年間相談件数が2年連続で過去最高を記録-7,624件
「いじめ関連」の相談が増加
全国一般東京東部労組と協力関係にあるNPO法人労働相談センターに寄せられた昨2011年一年間の相談統計がまとまりました。
まず年間の相談の件数ですが、7,624件と、7千件を超えました。過去最高の件数だった昨年の相談件数5,943件を大きく上回りました。これは1988年の労働相談センター開設以来、過去最高の件数です。
特に2011年は、4月に756件と、単月においても過去最高の件数を記録し、10月にも711件と、700件代を超えた月がふた月もありました。
それを含め、600件を超えた月が1年のうち9ヵ月もありました(上グラフ参照)。
相談の内容については、「賃金」関係の相談が「解雇・会社都合の退職」相談を上回り、第一位となりました。
そして、特徴としては、「いじめ・嫌がらせ」相談に「辞めさせてくれない」、「セクハラ」を足した「いじめ関連」の相談が増加していることが挙げられます(下グラフ参照)。
「いじめ・嫌がらせ」の内容については、このブログのシリーズでお伝えしているとおり、職場環境が荒廃している状況がうかがえます。
件数が減ったからって、決して良くなったわけではありません。
この数字の裏には、何倍・何十倍という問題が隠されています。
是非とも、ここを教えてあげてください。