布目啓太専務への尋問。布亀支部！第3回都労委審問報告

7月25日、全国一般東京東部労組布亀支部が東京都労働委員会で係争中の不当労働行為救済申立第3回審問が開かれ、会社側から初回の団体交渉から一貫して支部との交渉に当たってきた中心人物布目啓太専務の主尋問と申立人（組合側）弁護団による反対尋問が行われました。

東部労組の各支部、友好労組の多くの仲間が傍聴支援に駆け付けてくれました。

布目専務は、団体交渉拒否の理由として「労基署から是正勧告が出たから、それ以上の交渉は必要ないと判断して団交拒否をした」と平然と証言し、自らの不当労働行為性を明らかにしました。

また、東部労組布亀支部を潰す目的で不当に解雇通知を行い、結局は都労委のあっせんで職場復帰した加勢支部書記長について「都労委の係争中であっても契約解除はあり得る」と発言し、露骨に都労委への敵対的姿勢を鮮明にしました。

加勢さんの雇用形態に関しては、支部が一貫して強く主張している嘱託社員としての位置づけを「正社員の65歳定年制の導入に伴い嘱託社員は廃止された」と発言。団対交渉で協議もせずに会社が一方的に重大な労働条件の変更を行う姿勢や「業務委託のメリットは社会保険料を払わなくて済むから」などと＜偽装請負＞を公然と発言する度に傍聴席からあきれた溜息がおこりました。

また、首都圏の宅配社員でも、7200本を達成している人はむしろ少数であり、圧倒的多くの人は不足数×マイナス３０円の大幅な賃金カットに苦しんでいることも暴露され、さらに、勤務時間の延長問題では「かなりの赤字が出ているから勤務延長をお願いしている」と証言したにもかかわらず、その根拠となる明治乳業からの仕入額、委託手数料の額等数字の提示を求められると「今、ここでお示しすることは適切でない」と開示を拒否。会社の不誠実さを一層際立たせました。

また、布亀経営陣が裏でこそこそと組合員と会い、組合を抜けさせようとしている行動も指摘され、まともに答えることもできませんでした。

いまや布亀経営陣の不当労働行為は隠しようがありません。布亀経営陣は、ただちに反社会的行動を改め、一刻も早くまともな会社となるべきです。

全国の布亀で働くすべての皆さん！
現在、布亀で働く多くの社員が、布目経営陣の横暴と我儘に苦しんでいることは今や世間の多くの人が知っています。

何年勤めても昇給がない！
ボーナス・一時金もない！
かってに給料が下げられた！
退職金もない！
実際は有休休暇を使わせてくれない！
手取り１０数万円でその上ガソリン代すら自己負担！
「偽装請負」にさせられ社会保険を未加入にされた！
本社社員と明らかな差別がある！
経営陣の身勝手な要求に振り回される！

全国の布亀で働くすべての皆さん！東部労組布亀支部と共に立ちあがり、お互いの生活を守って行こうではありませんか。
ぜひメール・電話でご連絡ください。（電話03-3604-5983　メールinfo@toburoso.org）

次回の審問は8月31日、いよいよ布目荘太社長の主尋問・反対尋問が行われる予定です。大詰めを迎えつつある布亀支部都労委審問、皆さんの引き続きのご支援を心より呼びかけます。