「林彪元帥論文選編 機密 中国人民解放軍武漢軍区司令部印 1961年2月」とある。裏表紙には、「武漢軍区印刷厰印刷 1961年 〔昭和三十六年〕 2月武漢第一次印刷」などとある。20.5センチ、説明1頁、目録2頁、本文280頁。
説明によれば、福州軍区印刷配布の『林彪同志軍事論文集』や総参謀部軍訓部の『軍委、総参関于部隊訓練工作指示文件摘録』などから各時期の論文を集めたものである。
目録
一、第二次国内革命戦争時期
・紅一軍団龍岩漳州両役戦闘経過報告(1933年4月)
・関于五次“圍剿”之戦術問題(1935年4月)
・林彪関于作戦指揮問題向軍委的建議(1935年5月)
二、抗日戦争時期
・平型関戦闘的経験(1937年11月)
・抗日戦争的経験(1938年3月)
・論華北正規戦的基本教訓与遊撃戦争的発展条件(1938年7月)
・今年怎様練兵(1944年7月)
三、第三次国内革命戦争時期
・林彪将軍談東北目前形勢(1946年6月)
・林彪将軍掲露蔣介石“和平”陰謀(1946年6月)
・1947年的任務(1947年1月)
・林司令員在東北群衆工作会議上的講話(1947年2月)
・東北民主連軍発言人談東北地区1947年扭転戦局的経過
・林司令員在軍事幹部会議上的結論(1947年2月)
・論戦術思想与戦闘作風(附:戦術思想研究提綱)
・林彪将軍談戦局(1947年5月)
・戦役指揮問題(1947年9月)
・林司令員的“一点両面戦術”与“三三制戦術”
・林司令員関于“四快一慢”的両次報告
・打勝仗的根本弁法
・硬拼仗
・運動戦
・関于総攻撃開始時間問題的指示(摘記)
・林総在野戦軍参謀会議上関于形勢与任務以及如何使司令部成為能幹的指揮機関的報告(1948年3月)
・林司令員関于軍隊教育管理問題的報告(1948年3月)
・林彪司令員在哈爾濱軍事会議上的報告(1948年5月)
・林彪将軍告困守東北各城市蔣軍官兵書(1948年5月)
・林司令員、羅副政委対遼西会戦的作戦指示(1948年9月)
・林彪将軍在歓迎民主人士大会上的講話(1949年1月)
四、社会主義革命和建設時期
・高挙党的総路線和毛沢東軍事思想的紅旗闊歩前進(1959年10月)
・中国人民革命戦争的勝利是毛沢東思想的勝利
・一定要把毛沢東思想真正学到手
・政治工作領域中的四個関係、四個原則
・関于部隊訓練指示(摘録)
要在思想上認識軍事訓練的重要性
少而精、短而少
戦術与技術的関係
戦術与技術的比重
部隊技術訓練一定要搞好
要把基礎訓練奠定 固的基礎
幹部主要学戦術
幹部要学会一套本事、要又紅又専
・林彪元帥対培養作風問題的指示
○ 「林彪元帥軍事論文選集 (機密) 中国人民解放軍総参謀部軍訓部編印 1961.4」とある。18.4センチ、232頁(説明1頁、目録3-4頁、本文5-232頁)。
説明には、「此選集共有二十五篇文章和一篇附録、有的是林総親筆写的、有的是根拠講稿和講話記録整理而成的。」とある。文章二十五篇は、「関于五次反“圍剿”之戦術問題(一九三四年四月三日)」から「在歓迎民主人士大会上的講話(一九四九年一月二十六日)」までである。附録一篇は、「硬拚仗問答(東総一九四七年十月)」である。
○ 「林副主席軍事論文選集」とある。奥付には、「林副主席軍事論文選集 中国人民解放軍広州軍区司令部軍訓部編印 一九六九年十月」などとある。内表紙には、「林副主席軍事論文選集 林副主席指示摘録 (供内部学習)」などとある。13センチ。
内容は、毛沢東と林彪の写真(3葉)や林彪の題辞などのほか、『林副主席軍事論文選集』(457頁)と『林副主席指示摘録』(346頁)とに分かれる。前者には、「在中国共産党第九次全国代表大会上的報告」と「人民戦争勝利万歳」のほか、・「関于軍隊領導問題的報告」(一九三八年八月)から「攻堅戦的戦術問題」(一九四八年四月十九日)まで計15編を収める。
○ 中国人民解放軍北京軍区司令部軍訓部編印。1970年10月・北京。軍内読物。19センチ、344頁。写真・毛沢東の題辞など。
内容は、「人民戦争勝利万歳」記念中国人民抗日戦争勝利二十周年(1965年9月3日)と「関于五次反“圍剿”之技術問題」(1934年4月3日)から「在歓民主人士大会上的講話」(1949年1月26日)まで期間の講話や指示など計31編を収める。