郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

鎌倉遠足ガイドブック ー社会科見学や遠足で、鎌倉に来る子どもたちへー

2017年11月08日 | 日記
                        
 鎌倉は素晴らしいところです。いつ来ても美しい自然や文化財を見たり、楽しい町歩きができる町です。
しかし、せっかく来るのでしたら、ぜひ「本当の鎌倉」を見てほしいと思います。  
 そこでこんなガイドブックを作ってみました。プラン作りの参考にしてください・・・。

 代表的なおすすめコースをご紹介します。このほかのコースについては下記メールまでお尋ねください。
kamakura-nksb@jcom.zaq.ne.jp

 
1.ウオーナー博士胸像 
鎌倉駅西口の広場に立つ、京都や奈良や鎌倉など日本の古都を米軍の空襲から守ってくれたアメリカ人・ウオーナー博士の胸像を見て、今日一日巡る鎌倉の町のことを想像しましょう・・・。


2.若宮大路 
源頼朝が、妻の政子の出産の無事を祈って作ったといわれています。頼朝自ら土を運んで作ったそうです。

3.宝戒寺
代々の北条氏の屋敷があった場所で、鎌倉幕府滅亡の後に、足利尊氏によって北条氏を弔うために建てられた寺です。秋のハギと春のツバキで知られた寺です。

4.腹切りやぐら
最後の執権・北条高時が、一門870人と切腹したといわれる東勝寺跡の奥にある洞窟で、中にはいくつかの石塔が残されています。

5.大蔵幕府跡
源頼朝の屋敷跡で、政子が死ぬまでの46年間ここに幕府がありました。その後幕府は「宇都宮幕府」、そして「若宮大路幕府」へと移りました。


6.源頼朝の墓 
大蔵幕府跡の奥にあります。墓の側の白旗神社(法華堂)は、後に三浦一族が立てこもって滅亡した所です。また墓の右手奥に大江氏と島津氏の墓がありますのでぜひ寄ってみましょう。

7.鶴岡八幡宮
戦いと子育ての神である神功皇后とその子・応神天皇が祀られています。初詣には200万人もの参拝者があるといわれています。

8.小町通り
楽しいお店の並ぶ商店街ですが、右側通行を守るとともに食べ物を食べながらの散策はやめましょうね・・・。

9.鎌倉駅
ここからいよいよ「江ノ電」に乗ります。電車の窓からは鎌倉市民17万人の住む街並みが見られます。

10.長谷駅
ここで降りて歩くと長谷寺に着きます。

11.長谷寺
この寺には9メートルもある大きな木造の観音様があります。また展望台からは素晴らしい鎌倉の海が見られます。弁天洞窟にも入ってみましょう。

12.鎌倉大仏
奈良の大仏の次に大きい銅製の仏像です。900年ほど前に建てられたといわれています。元は大きな建物に入っていましたがその建物は500年ほど前の大津波で流されて大仏だけが残ったそうです。


13.由比ヶ浜
鎌倉を代表する海水浴場です。鎌倉の漁師たちの助け合い組織である「ゆい」から名付けられたといわれています。江戸の昔、この浜から江戸の町に運ばれたカツオは「初ガツオ」といわれて珍重されたそうです。

14.鎌倉駅
由比ヶ浜から20分ほど歩くと鎌倉駅に到着します。一日ご苦労様でした・・・。帰りの電車の中で、ぜひ友達と鎌倉の思い出など交流しましょう。

   
(鎌倉で道に迷ったら、遠慮なく町の人に聞きましょう。みなさん親切に教えてくれますよ。また、昼食はお弁当持参をお勧めします。鎌倉の食事所はとても混雑しますからね・・・。)


◆お勧めのガイドブック
「岩波ジュニア新書7・鎌倉史跡見学」 沢寿郎著・岩波書店
「ブルーガイドパック・鎌倉」 実業之日本社

(どれも絶版ですからネットで購入しましょう。)



-M.N-

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