郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

自助→共助→公助なのか、公助→共助→自助なのか?

2024年10月18日 | 日記
なぜか、今の職場では社会科の研究(といっても「研究」の名に値しないもの。「権力者のご意向にそった教え方」といったほうが正しい。)をしています。

そのなかで、「災害から身を守る」ということで

今の教科書は「自助」を先に挙げ、続けて身の回りを含めた「共助」、そして最後に「公助」を挙げているような教科書(4年生)の内容に、愕然としました。

菅政権のときに、散々批判された内容をこうして、教科書に堂々とかいてある現状に、本当に教育はダメになったと思わされています。



あくまでも政府や自治体(都道府県)が国民を守ることが大前提であり、その上で、市町村が地域の特性に合わせて住民を守る、ここまでが「公助」。

それでも政府や自治体(都道府県、市町村)が、カバーできないことを地域や近所で行うのが「共助」。

それでもなおかつ、最後に各家庭や個人で補うのが「自助」であると考えます。



ですから、「国民の安全を守る。」などというのは、そんなことは言わなくても、それをするのが政府や自治体の大きな存在意義であると考えます。

権力者が「共助」「自助」を言うなど、「職務怠慢」というしかありません。



「共助」「自助」などというものは、本来はそれをしなくても済むように、有権者である人々が「公助」で済むように政府(権力)が動くよう監視する。

そのために、選挙に行く必要があると思うのです。


俗な言い方ですが、私は「自助」「共助」を考えながら生活するのは、絶対に「イヤ」です。

そんなことより、日々の生活を楽しみたいです。そのことを一番考えて生きていきたいです。

そうしたいから、私自身「公助」は、常に気にしているし、微力ながら権力を「監視」しています。


こんなことをかいていたら、社会科の教科としての、本来の役目は「権力の監視ができる人を育てる」ということに、改めて気づきました。

しかし、「優等生のお利口さん」の多くの教員には、それはムリだろうなと思わされます。

(どうして、「ムリ」なのかは、あえてここでは書きません。)




-k.o-

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