郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

スクールガード日記−2(雨の日)

2021年10月22日 | 日記

雨の日はいつも以上に緊張感が高まる。

クルマの数が平素より23割増えるからだ。

 

クルマの数が増えると、子どもたちを待たせる時間も増える。

あまり長時間クルマを止めておくと、渋滞が発生して運転手にイライラ感を招くことになる。

 

子どもたちが一塊りになった時点で、クルマが来ないのを確認して一斉に横断させる。

一応、横断歩道はあるのだが、スクールガードが旗を上げて停止させないと、ほとんどのクルマは止まらない。

一刻も早く出社したいと思うのか、通勤時間の慌ただしさなのだ。

 

私の立っている所は市道の変形十字路の交差点。

道が狭いのに加えて見通しが悪い。

通常二人で行うが、一人体制の時はカーブミラーを見ながらの交通整理。

 

しかし、雨が降る日はカッパを着ての旗振りだ。

初めの頃は傘を差して行っていたが、左手に傘・右手に旗を持つと動きが鈍くなり結果的に交通整理が困難になってしまう。

更に、カッパを頭から被ると視界も悪くなってしまって危険だ。

小雨の時は帽子だけしか被らないが、流石に大雨の時には頭から被らざるを得ない。

そんな時は、多少の時間がかかっても安全を最優先して、子どもたちを待たせながらゆっくり渡らせるようにしている。

 

混雑するのはクルマだけではない。

子どもたちの差す傘が集まりぶつかり、交差点は大混雑。

何しろ2方向から子どもたちが集まってくるのだ。

 

歩道を作れるほどの道幅がなく、歩行帯も極めて狭く、交差点付近では車道へ溢れるのは当たり前の状態だ。

 

 

-S.S-


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