郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー8

2018年02月09日 | 日記
彼の集団生活(保育・学校)歴は長く 生後11ヶ月目から始まった

保育園の迎えは妻がしていたが たまに私が行くと
園長が 「大変失礼ではありますが…」と言って
娘の職場に電話して私の本人確認をする

熱が出て小児科に連れて行くこともあった
予防接種で注射をすることもあったが
彼は決して泣いたり暴れたりしなかった

怖くなかったのではなく 緊張して固まっちゃうからだ

乳母車で散歩に出ると 「カワイイね コンニチワ!」
と声をかけてくれる人もいたが
彼は表情を崩さず 目も合わせようとしなかった

ここでも固まってしまうのであった

集団生活に馴染めなかったのでもなく
保育園が嫌いだったわけでもない
友だちも自然にできたし むしろ保育園が好きそうだった

小学校入学後 彼は外遊びより内遊びを好んだ
書(描)いたり作ったりする手作業的な遊びが大好きだからだ
強制的にさせられない限り 彼は頑なにマイペースを貫いた

しかし 2年生になった今
相変わらずのインドア派であることに変わりはないが
仲の良い子をはじめ 男の子はドッジボールにハマってる
彼もついに腰を上げたようだ

「ただいま!」と声が聞こえたかと思ったが しばらくしても姿を見せない
30分後 気になって二階の彼らの家に見に行くが いない
どうしたんだろう…?

耳を澄ますと何やら物をぶつける音がする
外へ出ると 暗い中 ゴムボールをブロック塀に投げつける彼がいた
そっか やっぱり始めたんだ!




-S.S-

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