郷土教育全国協議会(郷土全協)

“土着の思想と行動を!”をキャッチフレーズにした「郷土教育」の今を伝えます。

孫っ子との日常ー48 (早くも2年生に進級!)

2019年10月01日 | 日記

フランスに在住する孫娘は2ヶ月のバカンスの大半を日本で過ごした

とりわけ最初の3週間は地域の小学校1年生のクラスに体験入学

日本の学校の習慣を楽しみ友だちも多数できたようだ

 

彼女のフランスの仲間たちは「バカンスでも学校へ行くの⁈可愛そう!」

そんなことを言われていたようだが彼女にとっては海外での楽しい体験

日本の子と同じペースで様々な学習をしたようだった

 

 


9月 日本では2学期の始まりだが彼女はクラス替えをした2年生に

どんな先生でどんな友だちに巡り会えるか緊張感漂う初日だったようだ

幸い仲の良かった数人が一緒のクラスになれたと言っていた

 

ところが彼女が最も困難を要しているのが国語(フランス語)の読み書きだ

日本にいる時も毎日のように母親と学習容易に出来ず親子バトルの連日

それなりの長文が並ぶテキストを見るとかなりレベルが高そう……

 

何故このように低学年から語学に力を入れているのか?

それはこの国の成り立ちにも関係するが早くからフランスに馴染むためだ

会話はもちろん将来ここで生き抜くためのスキル習得を最大のねらいとする

 

孫娘は移民ではないが日仏両国にルーツを持つ「国際的」な子女である

母親から日本語を学び父親からフランス語を学ぶのだが

日常社会は圧倒的にフランス語に囲まれて育ってきた

 

彼女が今語学に苦闘しているのは学校に入るのが遅かったこともある

この秋からつまり9月からは3歳児以上の子どもは義務教育の対象になる

しかし彼女は3歳当時には学校(日本の幼稚園に当たる保育学校)に行かなかった

 

理由は省くが他の子より1年遅い入学がハンディになったことは否めない

現地からの情報によると3歳で100語程度の言葉を習得するとのこと

アルファベットの大文字で自分の名前が書けるようになるのが当面の目標らしい

 

私に言わせれば日仏両国の言葉を同時に学ぶのだから容易ではないはず

しかしそんなことは言い訳にしかならない

3歳義務化と同時に彼女は2年生に進級したのだから

 

先日学校で習ったばかりの詩の暗唱をテレビ電話で披露してくれた

抑揚をつけたり声の大きさを変えたり上手にフランス語で表現してくれた

この調子で落第しないで順調に進んで欲しい

(フランスでは落第や飛び級は制度化されている。)

 

 

-S.S-


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 我が故郷は、今… | トップ | ミステリーツアーで訪ねた九... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事