学校に限らず、世の中で
「他人の悪口を言ってはいけない。」
ということの是非については、今更述べる必要もないだろう。
しかし、いつの世でもなくならないのが
「他人の悪口」。
ましてや、「言ってはいけない。」と、言えば言うほど、ひどくなる。
今回のSNS上における騒動もひどかった。
インタビューなどでは聞けない選手のホンネに対して、情け容赦ない罵声を浴びせて、その後は、SNS上からとっとといなくなる。
あくまでも個人的な意見だが、
「悪口のすすめ」
みたいなものも学校で教えていく必要があるように思えてくる。
「教育」は「人格の完成」を目指して行われているという建前があるのだが、世の中を見まわして、「完成した人格」など見たことがない。
(もちろん、私自身も含めてである。私自身に限っては、何度人格破綻しかけたことか。)
巷では「人格否定」「人格攻撃」の言葉であふれかえっている。
それを「教育」などというもので、解消しようとするのではなく、いっそのこと、
「学校の国語の授業では絶対に出せないような言葉による「悪口」が、巷にはあふれかえっている。」
と、その実情をしっかり教えるべきではないかと思えてくる。
理想やあるべき姿を教えていくことは否定しない。しかし、「実情」を教えることも大切だと思う。
そういう意味では、私はいささか「性悪説」の方を信じているのかもしれない。
-K.O-