テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

まんてんのほしぞら

2012-03-16 00:04:42 | 日記
今日は、夕暮れから、宵の明星と木星が仲良く並んで見え、シーイングの良さを予感させました。
おなじみになりつつある中華屋さんからの帰り、見上げると、オリオンがこれ見よがしと云っていいくらいにきらめき、ワタシもそれに応えて、遠征時にも持ち歩くテレコンビノで、目が充分に暗さに慣れ、オリオン大星雲が見えるまで、凝視。

その後常宿で、窓越しにゴクラク観望しています。
ここは、記事タイトルにはほど遠いかもしれない光害地ですが、条件と機材に恵まれた皆さん、今日は土星の輪の絶好の観望が望めそうです、もしかしたら宵の明星がくっきり見え始めた頃カノープスも見えていたかもしれません、ケンタウルス座のω星団はこの後見えるでしょう。
星見気分だけは満点です。

お誘い、速報

2012-03-15 19:44:18 | 日記
今夜は中国四国以西を除く日本列島のかなりの地域で星見にぴったりの空模様です。
昨晩の地震の震源に近いここ房総半島でも、ため息の出るくらい暗い空にクッキリとオリオンが浮かんでいます。

さあ、星を見よう!

Nikon 遊 4X10D CF vs Seek 4X13 付け足し

2012-03-13 23:55:29 | 双眼鏡 望遠鏡


前回の記事で意図的に抜かした比較項目があります。 外観(デザイン)です。 手持ちのSeekは、ワンプッシュでケースに出し入れできる手軽さ故、カバンのサイドポッケや、衣服のポッケに小銭やキーリングと一緒に放り込まれていることが多く、小傷がいっぱいです。それでも機能的に全く問題ないのがSeekの性能のひとつなのですが、あらためて記事で披露するのは、使い込んだシュアファイア6Pじゃあるまいし、かえって記事の意図とそぐわない気がしたので、Web上の画像を集めてみました。






遊については、単独紹介の記事で優美な鳥にみたてたショボイ写真以上に、公式ホームページ(上のバナーからリンクしています)が、遊の魅力的なデザインを伝えるのにはずっと長けていますので、お手数ですが、そちらをご参照下さい。ワタシの感想としては、Seekで気になるパーツの合わせ目を、メッキパーツと形状で上手く目立ち難いよう工夫した遊ですが、パーツの射出成形痕、接眼側の継ぎ目など、もう少し上手くスタイリッシュに処理する方法は有ると思いますし、前に記事に書いた、高価なグラムあたり単価からすれば、そのような処理がしてあって当然とも考えます。おそらくは、消費者が購入する価格以上に、ニコンが外部に課しているコストがきついのが原因だと考えますが、自ら、ニコン史上最薄、最軽量を謳い、販売ルートも、メガネやさんに積極的に展開するような新規性を目指しているのですから、もうすこしがんばって欲しかった。パーツ単価にすれば、せいぜい100円のパーツが200円になるくらいのものですから、マーケティング上で狙った”ハイクラス”コンパクトではなく、こだわって作り込んだ結果のハイクラスであって欲しかったと思うのが心情です。現在のニコンの拝金主義、大げさに言えばおごりのようなものが見て取れます。

と言うわけで、ワタシ的にはあまりすることがナイので、ここまで、あいすみませぬ。

Nikon 遊 4X10D CF vs Seek 4X13

2012-03-12 22:12:58 | 双眼鏡 望遠鏡
今日(3/12)はナゾの記念企画として、標題の比較インプレにチャレンジします。


       遊 4X10D CF    Seek 4X13
 倍率      4        4
対物口径     10mmX2     13mm
 ピント     CF min1.2m   パンフォーカスmin4m
 重量      65g       47g
 実視界     10°      13°
 アイレリーフ  13.7mm     12mm
 サイズ    93W19H52D   26W55(40)H49D
(対物正面から)

収納サイズ、ケースに入れた遊は格納したSeekの4倍(体積)ほどあり、
比較にならないくらいSeekは手軽です。

肝心の見え、ですが、ぱっと覗いた瞬間分かるのがSeekの明るさとコントラストの高さからくるクッキリとしたヌケの良い見え味。特に視界中央の解像感はかなりなモノです。
遊は明るさこそSeekに及ばないものの、像面湾曲の少なさからくるカチっとした見え味は非常に端正で、僅かにニコンらしい着色(黄色系)はあるものの充分なコントラストを感じられるので、両眼視ともあいまって、じっくり長時間眺めていても疲れない見え方です。

    遊         Seek

手持ちやっつけのコリメート撮影なので、若干ケラレてますがご容赦下さい。
視界の差はこんなもんです。アイレリーフの関係でカメラのレンズにくっつけたときの大きさ(倍率)が若干違っていますが、双眼で見た場合のイメージはこれほど差があるようには見えません。
先にも述べたように、湾曲収差による視界の崩れはSeekの場合、視野角で半分くらいのトコロから始まっているのに対し、遊では8割以上が良像です。
肉眼で見た場合、Seekの周辺視界は、手前にピントが合うので、木立の間から遠方を覗くような状況では、中央の遠い風景と手前の木々の両方が合焦した良像となり、もっとも気持ちの良い見え方をします。
遊は、視界の周辺まで明るさコントラストともバランスが取れ、双眼のおかげで、対象を常に中央に捉えずとも、破綻のない見え方をします。
用途をコトバで言い表せば、商品名の通り、Seekは索敵用、遊は観望用と言うことになるでしょうか。つまり、おのおのが得意な状況は、Seekは片眼で、あちこち方向を変えて、対象を探して見るもの、遊は方向を変えず、双眼でじっくりと眺めて見るもの、ということです。
最後に価格ですが、遊は最安7000円の時も有ったようですが、いまはおおむね12000円前後が最安、Seekは投げ売りで980円から2800円前後、Kenkoブランドでは4000円前後です。両方とも日本製で確かな光学機器、魅力のある製品です。

ちなみに、8倍(Samrai8x24、ニューアペの兄弟機)での画像はコレ


この建物全体が格子状のガラス壁面なので、双眼鏡の歪みを確認、さらにはガラスに映る反射や汚れをどこまで捉えられるかという解像度の比較にもってこいの対象なのです。

エアーブロワー

2012-03-11 10:19:46 | 写真機 画像


ブロワーはスプレーにしろ、ゴムにしろ消耗品なのでいろんな製品を買うのですが、最近買ったのがエツミのジャイアントブロアーRL E-6073RL、手のひらに余るほどデカく、ゴム製としては最大級の風量です。
昔々、ネコを飼っているときに使っていたハリケーンブロワーは、ネコの仇敵だったので、しまい忘れた隙に、猫爪の餌食となり、穴が空き、空気のオモラシをする情けないヤツになってしまいました。
まあ、幼いとはいえ、執拗にブロワーで猫の顔にエアーを吹き付けていたワタシに非があるのですけれども。
ブロワー以外にもネコの仇敵は居て、掃除機とベビコン(小さなコンプレッサー)が稼働中には、絶対に近くには来ませんでした(これはワタシの所為ではない)。

閑話休題、スプレー式はキケンですので、角度には充分留意して使い、決してヒトを含むドーブツに向けて噴射してはいけません。
またコンプレッサーの圧縮エアーをブロワー用途に使うときは、ストレーナーやエアドライヤーでよく水分を分離しないと、悲しいことになります。
呼気を使う場合も同様です。

Nikon 遊 4X10D CF

2012-03-10 20:34:16 | 双眼鏡 望遠鏡
予告通り、「遊」という超小型双眼鏡のオハナシです。



対物レンズ口径10mm、倍率4倍のダハプリズム双眼鏡で、実視界10°見掛け視界38.6°のスペックですが、解像度が高く、ヌケの良い見え味のせいか、もっと倍率が高く、視界も広く感じる高性能な製品です。



実際にその小ささは群を抜いており、軽さも65gと他に例がないほどのモノです。グラムあたり単価は、同じNikonのHGLシリーズをしのぎ、ハイエンドのEDGや海外御三家に迫る勢いで、ハイクラスコンパクトの位置づけとともに、誰にでも勧められる製品ではありません。
ただ、その軽さ小ささから、使うシチュエーションは大変に広汎で、さっと取り出し眼幅を合わせ、手のひらに包むように瞳の前にかざせば、その高性能さを堪能することができ、お気に入りの一台に成っています。

追記、付属のケースですが、先達のブログ記事の紹介などで、「レンズが剥き出し」とされていましたが、若干改良されて、予告写真にありますように、少なくともレンズを覆うようにはなっています。端の縫い合わせ部分にかなり強引な加工をしてあり、これ以上はケースの構造そのものを変更しないと無理そうです。


不景気というが、都会にいると分かり難い、甘い考え。

2012-03-09 22:41:32 | 脱線して底抜け
近代までの社会において病理の指標のひとつに、餓死者の人数が挙げられるでしょう。
現代の社会の病理の指標とするには、加えて自殺者と犯罪者の人数を挙げればよいと、極く個人的に思っています。
多種多彩な情報や複雑な関係の中に、自分にとって好ましい、有利なものがなく、一縷の気休めで精神的に糊口をしのぐこともできずに、自ずから命を絶つ重篤な愚行に駆られる人たち。安息や歓びに飢え、満足感を知らず、外に向かって歪んだ発散をする人たち。
このような状況を社会的病理の進化だと仮定するなら、その淘汰圧として、不景気はかなりの要因であるでしょう。

自由主義、資本主義は、社会の生産能力を革新し、疾病に打ち勝つ術を進歩させてきたので、それらの恩恵を享受している現代のヒトビトは、昔の人々より幸福であるのがアタリマエだと思うのですが、なにか、現実には、そうではないようにも思えます。
右肩上がりの資本、金の増大なしには充足し得ない教義に染まった社会の帰結なのかもしれませんが、何度も云うように、自分たちで作った、道具、制度である貨幣制度に圧殺されつつある本末転倒さ加減には、いつも諦観をともなう焦り、抵抗感を覚えるのです。







ヘンな話だけでは、気が重いので、次回の予告です。



今更感がぷんぷん漂うのですが、コレのインプレを予定しています。

価格

2012-03-08 23:58:02 | 脱線して底抜け
価格優先、マーケティング優先の商品開発、販売戦略、が完全に浸透してしまったのが、21世紀の特徴ではないかとすら思います。
一時期、欲しかったNikon 1 も、J1の標準ズームキットが29000えんなんて、一晩の飲み代にしかならない。そんな様子に、いろんな商品開発に携わる技術系のヒトビトはどう感じているのだろう。

とある録画機が高性能、長時間録画をウリに発売され、しばらくしてそのモンキーモデルが、少々のガワ(外観)変更、録画容量のダウン、そしてソフトウェアによる機能制限(中身は一緒で、アルゴリズムの変更により、高度な機能をカット)で発売されたとき、残念な苦い思いを覚えました。
商品ラインナップの充実等の販売戦略の為に、わざわざコストを掛けて、機能制限するなんて、製品を使用する側からみれば、憤慨してもおかしくないハズなんですけれども。

独自の販売チャンネル(自動車ディーラーなどブランド別販売ルート)をもつ製品以外では、仕方のないことかもしれないのですが、そのうち、自動車も量販店で販売され、価格と中身の乖離が起きたとき、マス・プロダクツの屋台骨が崩れてしまう、そんな冗談めいた時代すら、予感してしまうのです。

路上、フロントウインドウ越し、走行中、逆光、片手

2012-03-07 22:03:38 | 写真機 画像



記事タイトルの厳しい条件で、コンデジの手ぶれ防止(Active VR)機能、さらには、撮影後デジタルライティング機能を用い、リサイズのみです。

画角は35mm換算で、75mmほどなので、さほど周辺収差の目立つ状況ではないのが奏功したのか、よくパースペクティブの効いた画になっています。

もと画像はこれ(サイズ縮小済み)


中央の茜色の階調は、サイズ縮小してあっても、加工前のほうがずっと好みです。

夕暮れ、静寂、夜の帳

2012-03-06 22:45:08 | 日記
新幹線の車窓から、夕暮れから静寂しじま、そして夜のとばりが下りる風景をみていました。
同じ時間帯に東へ向かうときの、ストーンと暗くなっていく様子と比べて、西に向かうときは、沈む太陽に追いすがる風情になって、なかなか良いモノです。
加えて今日は降り続いた雨の後ということもあり、空気が澄んでいて、小田原あたりから富士山が見え始め、箱根、富士、と交互に見え、そして三島辺りでも富士山頂の夕映えが見え、思わず4X13の単眼鏡を取り出して見てしまいました。
また、ちょっと珍しい現象というか眺めも見て、割と高空をとんでいると思われる双発ジェットが短い飛行機雲を曳いて西へ進んでいたため、沈む西日に照らされて白く光る短い光条が、あかねの雲に突き刺さるように見え隠れしながら、かなり長い間、じんわりと見えていたのです。
なにか間違って大気圏に降りてきてしまった彗星が戸惑いがちにおずおずと沈んだ太陽に向かって還っていくような感じで、飽くことなく眺めていました。

始発

2012-03-05 23:11:48 | 日記
始発新幹線にのると東京-大阪間で通常の就業時間に充分に間に合う。
航空機なら、尚更呵り。
ネックとなるのは、時間と運賃との投入に対する効果との釣り合いです。
ただ、始発新幹線の混みようを見ていると、それなりに釣り合いが取れているケースが有るのだと思う。
そして、人材を移動させるより、知識や経験を移動させる方が安上がりなのは明白で、旬のLCCも、いくら安いとはいえ、それなりのエネルギー負担はある。
ITを駆使し、情報を移動するのとは全く違うし、経験を知識として委譲できれば、そこからは更なる情報が生まれもする。そういう意味合いにおいて、いま提供されているソリューションはハードウェア的にはかなりなモノだと思いますが、それを使いこなすのに必要な知識と経験の共有が足りないと感じる。
共有を受け入れる側だけでなく、共有して貰う側、つまりは、経験知識を与える、教える側にも、その方法において、もっと練達が必要だろうなと、うつらうつらと座席で考えていたのでした。

ひねもすのたりくたりかな。

?(ナゾ)の疾病-けもの24時間

2012-03-04 21:49:08 | 本、小説、漫画、動画、映画、音楽等
その昔、けもさんこと高橋留美子女史が劇画村塾などに掲載していた、けもさん日記シリーズであります。

そのけもさんと全く同じカラダの壊し方、かつ明朝4時台に出発のため、今日は、イイワケ代わりに記事タイトルをつけてみました。

ちなみに今日のサザエさんジャンケンはチョキで、ワタシは勝利しました。

画像の見え具合テスト

2012-03-03 23:17:09 | 写真機 画像



上の二つの画像、どっちがお好みでしょうか?
クリックすれば分かりますが、似て非なるモノです。

実写真とモニタの解像度、サムネイルの縮小率、見られる方の環境により、違いはあると思いますが、目を凝らして見つめない限り、好みの問題だと思います。

デジタル写真の等倍で、比較するようなコトに意味があるのか、と私が疑問に思うのは、このような例です。

フィルムカメラの時代は、用途にあったフィルムを使うことにより、例えば、ネオパンSSとトライXの使い分け、KRとEPDの使い分け、ができました。デジタルでも、ハイエンド機でRAW記録したデータを処理ソフト、画像ソフトで加工することはできますが、いっそのこと、GXRのような考え方をもっと進めてセンサー交換式になってもいいのではと思います。
なにより、高画素、高感度、処理能力の画像エンジン、この3要素の追求に明け暮れている現状に不満です。


廃品利用-とあるアナログテレビの末路

2012-03-02 23:11:51 | 電器屋さんなどで売ってるモノ

SEIKO LVD222、まだカーナビやカーTVがあまり浸透していない頃、クルマ用とスポーツ観戦時のお供用に買ったポータブルTVです。
3インチの液晶としては充分な映りで、引き締まった黒が特徴の日本製小型家電の正統です。

AVイン端子があり、一時期、MovieBoyE1を、汎用アーム等のスタジオ機材でステディカムもどきにしたときに、モニターとしても使いました。ケーブルだらけの見栄えの良いモノではありませんでしたが、手ぶれ防止機能、アシモ歩きとの相乗効果で、オォ!と嘆声のでる画像が撮れたモノでした。

で久しぶりに出てきたので、何となく電源を入れ、ラジオは使えるしなぁ、何か捨てるのも忍びない、と独りごちて弄くっていたところ、なんかTV画像らしきモノが映る。おそらくはどこかのケーブルTVのアナログ補完放送を拾ったと考えられますが、ボクも電波さえあれば映るんだよ!と主張しているような気がして、Youtube視聴用サブモニタとしての転生を図ることにしました。


あまり必要性はないのですけれども。