日本人としてのアレ。

通りすがりで会ったなら、その出会いを大切にしたい

『手相』

2009-06-04 | 最近の出来事
昨日、新宿に本を買いに行ってバーガーキングのワッパーを食べた。

その時に歌舞伎町をブラリとしたんだ
俺は基本的にビビリ屋さんだから、今まで近づく事がなかった

酒も外じゃ飲まない、キャバクラも二回位しか行った事ない
歌舞伎町に用事なんてなかったからね。

でも、今日は歌舞伎町に用事があった。

それは昨日見た、「手相を見てる人」がどうしても気になったからだ。

区役所の前に、ポツンといるおっさん。
多分「あ、あいつの事だな」ってわかる人もいるでしょう。

昨日、寝る前になんとなく「あの人に見てもらおう・・・」と思ってしまった。

今日は、ただ手相を見てもらうためだけに電車に乗った。

価格は995円。
千円札を渡せば、5円のお釣りがくる。
昨日の時点で、その5円は「御縁」にかかっているんだなと察した。

初めて「手相を見てもらおう」なんて気持ちになったのは、自分がいかに不安感に包まれているか再確認せざるを得なかったが、何かを誰かに聞きたかった。

聞きたい事も定かじゃない、誰だっていい訳じゃないけど、誰か教えてくれ、と言う状況。

占いや、オカルトな事を信じない人にとっては、ドブにお金を捨てているようなものだが、俺はオカルトな事を病的に信じてしまう。
自分でも理解している、自分が病的な程、そういった類の事を気にするのを

今まで、そういった「どこどこの母」とか、「なんとか先生」に占ってもらわなかったのは、興味がないからでは決してない。
むしろ、見て欲しい!と常に思っていた

見てもらわなかった理由は、その結果を聞かされた後に、どうせまた病的に気にすると分かっていたからだ。
聞いてしまったら最後、もう自分の人生はそうなんだ!と、名も無き占い師に言われた事が頭にこびりついてしまう。

全ての偶然は必然的に起こると思っている
昨日わざわざ、新宿の紀伊国屋にどこにでもあるベストセラーの本を買いに行った。
久しぶりにバーガーキングを見つけた。
(俺は、西武新宿駅から紀伊国屋にアプローチしたので、歌舞伎町の辺りで降りたのだ。)

意味もなく、歌舞伎町を歩いた。
ふと、目に入った「手相・995円」の文字。

家で寝る前に、ふと不安感を覚え「あの人に見てもらおう」と思った自分。
これが、どうも誰かに決められていた事の様な気がしてならない。

「天の声」なんて大げさなものではない。

でも、なんで今なんだ、と。
なんでここなんだ、と

俺は、西多摩の人間なんで立川駅でも手相を見てるおっさんを見た事がある、なんなら今日見てくれたおっさんより、立川のおっさんの方が、それっぽい恰好をしていた。
しかし、そのおっさんに何かを聞きたかったんだ。
歌舞伎町では、俺より深い所に堕ちている人間が集まるはずだし、それを毎日捌いている人な訳だから。

俺は新宿につくと、ハンバーガー愛食家としての責務を果たす為にバーガーキングに立ち寄った。
昨日とは違ってワッパーシリーズは頼まず、ベーコンチーズバーガーを食べた。
「うん、これならまだイケる」と納得した。

そして、そのおっさんの所に向かった、到着するとおばちゃんに先をこされてしまっていたので、区役所の噴水みたいな所で終わるのを待った。

おばちゃんが終わって席を立ったのを見計らい、近づいたのだが、ここで俺の根性無しが働き、なぜか素通り。
自分でも信じられない。

今日、ここに来たのはこのおっさに手相を見てもらう為なのに、何事もなかった様に素通りし、ゴールデン街(って言うんだっけ?)の方に進路をとった。

そして「俺は何しに来たんだろう?」と自分に聞いた、そのまま帰ろうかな?なんて気分にもなった。
無論、千円が惜しい訳ではない、この人の話しが閻魔大王の地獄の審判程の効果がナイとも言い切れないのだ、俺にとっては。

開けちゃいけない扉、聞いてはいけない結末
そんな気がした、しかし、勇気をふりしぼって戻り「こんにちは」と一声出した。

そうするとおっさんは、「あ、やる?」と本を閉じながら聞いてきた。
「手相なんて、見てもらうのは初めてなんですけどよろしくお願いします。」とお願いした。

まず、指を絡めて、手を組んでくれと言われ、俺の右手が親からもらった手相(の様な運命の様なもの)と言われ、左手は自分自身のものだと言われた。

そして俺は、凄く慎重に物事を考え、石橋を叩いて渡る性格だと言われた。
んー、当たっていると言えば当たっている。

俺もバカではないので、占い師の口の巧さも理解しているつもりだ。
自分が占い師になっても、不安に憑き纏われているおばちゃん位なら、騙せるとは思う。

しかし、生命線を見ながら、俺には大病もないまま70位までは生きれるんじゃないか?と言われて、この人を信用しようとなんとなく思った。

女性を外見で判断し、可愛くない子とは、付き合わないどころか、一緒に歩きもしないだろう?と言われ「こやつ、なかなか出来る!」と判断した。
そして、「外見で判断して失敗したこともあるんじゃない?」と聞かれた時には、「先生!!」と呼びそうになった。

そして「あ、ヤバいな・・・」とも思った、やっぱり今日言われる事は俺の頭にビッタリとこびり付くだろうとも確信した。

初めは、聞き終えた後には「笑って済まそう」程度に考えていたが、色々と聞いていくうちに、俺の目は真剣に聞いている奴の目になっていただろう。

30代から、だんだん運が良くなって来ると言われた。
それは、俺が信じてやまない六星占術にも当てはまらなくもない、大殺界は31歳の時に抜ける。
今、俺がこんな不運まみれなのは大殺界の力に違いない!と思っているし、それが過ぎれば、俺の本来の強運が戻ってくるはずだ!
ここは信じておきたい!無論、疑う余地、余裕は俺にはない。

今、無職なんだって言う事も告げた
今まで、仕事も点々としてきただろう?と言われた。

その点に関しては、んー・・・、どうだろう?とも思った。
先日、ネックになったデリバリーヘルスの仕事は5年近く続いたのだが・・・。

しかし、それまでは何事も続かない、小学校の時の習い事から始まり、高校、専門学校、その後の仕事も事実点々とした。
あえて言わせてもらえるなら、そのデリヘルが長かった、と言う位だし
人様に威張って言える仕事でないのも十分把握している。

確かに、忍耐力と言う事になれば、全くない。
我慢しないと言う事が俺の生きる道だぁ!!と勘違いした持論をぶち撒けていたのだ。
先日、隔離施設から釈放されて、やっとそれを認識出来る事に至ったくらいで、まともに生活していたら、まだそんな事を言っていただろう。
尤も、頭では理解しているが行動には移せていない、占いに足を運んでいる話しをしているのだから賢明な読者様には伝わっているはずだ。

そしてその先生は、(最早、おっさんと呼べない位の位置にいた)しっかりと仕事を続けることを覚えないと、晩年悲惨になると告げた。
30代・40代の時の運を、50代に向かってどう高めていくか?みたいな事を言われた。
40代の時までにしっかりと運を築けば、晩年は金持ちになれる、と断言してくれた。

ここでも、六星占術を例に出せば、俺は40~60歳が「宿命大殺界」に入る時期なので、合点する。
イチイチ細木先生の話し出して、歌舞伎町の父には申し訳ないが、合点するという事もオカルティックな俺には凄く影響するのだ、ご理解いただきたい。

しかしそれは、ハッキリ言って「超普通」の事だ。
当たり前の事なんだろう、でも俺はその当たり前の事が理解できていないのだ。

当たり前の事を言われて「ハッ!」とした自分もいた。

次には当たり前のように「本を読みなさい」と言われた。
それも、親父が俺に頻繁に言う事だった。

時間にしたら20分くらいだろうか。

俺は有りがたきお話しを聞いて、自分に出来るかな?と言う不安と、それが出来れば俺は70過ぎまで無病息災で生き、お金持ちという構図が出来る。

千円札で支払い、天からの「5円」を受け取った。
赤い紐を通して絶対に使うなよ、と言われた。

これは、なんでもない5円玉なんだろうけど、自分が頑張る事と願う事によって、とんでもない「スーパー5円」になる訳だ。

少し希望を見ながら、電車に乗って帰路につく。
ふと思い返せば、あの先生は普通の事しかおっしゃらなかった様な気分にもなる。
先ほども言ったが、「超普通」なんだ。

でも、俺は「誰かに何かを聞きたい」と願って言ったわけだし。
その目的は十分達成した。

見知らぬ占い師に言われた、と言う事が強いだろう。
自分の親父などに言われても「んな事ぁ、分かってるよ!」でお仕舞いで、何も身につかない。

たった千円かも知れないが、お金を払って誰かに聞く、と言うのが不安でガチガチになって身動きの取れない人にとっては、言葉だけでも凄くいい薬なのかも知れない。
歌舞伎町の父、マジで有難う!

俺が、地元の駅に着き自宅に帰るまでに、また本を買ったのは言うまでもないだろう。
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『○んこぼん』

2009-06-04 | 
もし君が、少年を経て大人に成長したのだとしたら
一度はやった事があると思う。

誰か友達に、相手の両手の人差し指を口に突っ込ませ、横に開かせ、一文字になった口を確認した後、「文庫本って言って」、って。

そんな事で大笑い出来た日々を君は思い出せるかい?

東京ビジネスサバイバルな君は、忘れていないかい?

毎日毎日、電車に揺られながら読んでる、その君の本。
指で口を開いて、言ってみたらそれは「うんこぼん」。

明日の休憩時間には、そっと同僚に言わせてあげて欲しい
そうすれば、いつもの缶コーヒーが数倍旨い。

ま、そんな話しはどうでもいいんだけど、この前買った東野圭吾の本がとっても面白かったので、違うのを買いに行きました、って話をしたかったんだよね。

以上!!
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