奥利根の秘峰、雨ヶ立山はその名前からしてこの山に雲が掛かると雨になるという、地元の人々の暮らしに密着した天気予報の山として知られているようです。今回山の仲間で残雪のあるこの時期でしか登れないということで行ってみた。谷川岳の展望の山としても価値があってどんな所か興味もあった。ここ幾日か暑い日が続いて雪も解けてきているので果たして夏道の無いこの山を登ることができるでしょうか?十分注意しながら慎重に登るが途中より深い笹薮に紛れ込み時々ある雪も腐っていて不安定であり一歩一歩ゆっくり歩く。しかし主稜線に辿り着く前にギブアップしてしまい頂上に至ることができず谷川岳の展望も素晴らしい稜線漫歩もできなかった。出る汗を拭きながら時々立ち止まって今回はあきらめて撤退することにした。新緑と木々の間から雪を被った頂上を恨めしそうに眺めながら下山する。まだ芽を吹いたばかりの眩しいブナの新緑と、賑やかな小鳥のさえずりに慰められながら早めに降りて、水上温泉の共同風呂で汗をを流して帰る・・・そして次回のチャンスを待つことにしよう。しかし天気も良くて谷川の渓谷沿いの清流オゾンを一杯浴びていい山歩きができた。
右の山が雨ヶ立山?
林業試験地観測所跡のゲート前に駐車、仕度を整えて出発
駐車場から板幽橋の登山口まで約15分歩く
渓谷沿いの清流を見ながら
登山口の一寸先にあった吊り橋、谷川朝日岳に通ずる?
タムシバが綺麗でした
イワウチワも道路沿いに咲いてます
ブナの新緑も鮮やかで・・・
道なき道を探しながら登っていきますが・・・
木々の間に雪を被った山が見えてきました
アップしてみる谷川朝日岳方面の山でしょうか?
このあたりから笹薮に迷い込んでしまいます、そして下山することに・・・した
左の山が布引山、右が雨ヶ立山?
青い空とタムシバと新緑が眩しかった
山は待っている、又来るさ
盛んに燃えている山を後にして・・・