暑い日が続くので涼を求めて再度白馬岳に行ってきました。ここ天候も定まってきて今度こそ頂上からの展望を楽しんで来ようと・・・期待して。コースも栂池自然園から出発して乗鞍岳・白馬大池を巡って小蓮華山を登り白馬岳山頂に立って白馬山荘泊。二日目は山荘から杓子岳、鑓ヶ岳を登って鑓温泉に入って猿倉に下山の計画で出掛けました。最初の日は天気も良く気持いい尾根を漫遊散歩できました。白馬の頂上からも周辺の山も見えて一応満足の登山となりましたが、夏雲にさえぎられて360度の展望は今回も残念ながら駄目でした。二日目は天気予報は晴れマークで期待していましたが風が強くガスで展望は全くありません。装備してガスの切れるのを期待しながら登って行きましたがますます強風になって風はやみそうもありません。時々立ち止まりながら道標に従って登ります。杓子岳は巻き道で通過、鑓ヶ岳は這いつくばって頂上の標柱を写真に収めてその先の分岐より鑓温泉に下ってきました。大出原のお花畑を見ながらのくだりですが強風は収まらずゆっくり花見も出来ません。日本一高い所(2050m)にある鑓温泉に浸かって汗を流して頂上方面を眺めると皮肉にも雲の流れは速いものの晴れ渡ってきている。大雪田はアイゼンをはいて慎重に歩く、下界は茹だるような熱気の様だが雪の上はひんやりと涼しい。それからの猿倉までの歩きがとても長くて到着したときはホッとして、暑く燃えている身には冷たいカキ氷がとても美味かった。登山口の栂池まではタクシーで行く、今回は展望と涼しさを求めた二日間の山旅でした。 お花も一杯撮って来ましたが前回と同じようなので今回は掲載しません。
栂池自然園まではロープウエイとゴンドラリフトで登る
出発は8:00、白馬岳までは約七時間半の案内がある
天狗原まで一時間
湿原に咲く花を見ながら木道を行く
白馬大池と風吹大池の分岐
しばらく行くと眼前に雪の斜面がありここを横断
ゴーロをひと登りすると乗鞍岳の一角に出る
ここまでは大きな岩の連続で歩きづらい
乗鞍岳頂上
露出した安山岩とハイ松の中を行くと白馬大池が見えてくる
白馬大池山荘の周辺はお花が一杯でした
山荘前にはコイワカガミ、ハクサンイチゲ、チングルマ、イワイチョウ
などが群落となって咲いている
緩やかな傾斜を登っていくと左側に大雪渓
見ごたえのあるお花畑
赤いハクサンコザクラ
鉢ヶ岳と雪倉岳
雪倉岳
行く手に見える山が小蓮華山
振り返って白馬大池を見る
この尾根筋をアップダウンしながら登る
船越の頭に着く、左側の谷底からはガスが吹き上がってくる
白馬大池から大分歩いてきた
白馬大池から小蓮華山頂のここまで約二時間
夏雲が無ければ素晴らしい展望があった筈ですが
残念ながら今日は見えません
右手には鉢ヶ岳と雪倉岳
ハート型の雪渓が見える
ここは三国境
白馬頂上が見えて来ました
ところどころに広がるお花畑
馬の背から三国境方面
最後の岩場
旭岳と清水岳
もうすぐ白馬頂上
頂上の左側はきれ落ちています
岩の間にお花畑が綺麗
頂上と小蓮華山
大雪渓も見えます
宿泊の白馬山荘、 栂池登山口から約八時間の歩きでした。
ここからは二日目
ガスと強風で何も見えず鑓ヶ岳まで歩いてきました。
時には這いつくばって戻ろうかと思案しながら登りあげてきました、
途中一人の登山者と行き会い上はさらに強風ですから気をつけてください
と忠告してくれました。
今回は本当に身の危険を感じ鑓ヶ岳直下に着いた時ホッとしました。
強風にあおられながら低姿勢で頂上まで腰をかがめて歩きながら登って撮った
頂上の標柱写真です。
縦走路と分かれて
下ってくると大出原のお花畑
まだ風が強くて
じっくりお花見学も出来ませんでした
ガスが切れて雪渓とお花畑も見えてきて
下方には鑓温泉も見えてきました
雲上の温泉です
300円の入浴代を払って飛び込みました
6月下旬から10月上旬だけの営業で後はたたんでしまうそうです
風呂から出た後は涼しい雪渓のくだりです
ガスは切れてきて雪渓と岩肌が見えてきました
杓子と鑓ヶ岳かな?
鑓ヶ岳?
杓子岳と鑓ヶ岳?
杓子沢?か鑓沢?アップして中央に鑓温泉が見えます
目的地猿倉に到着したのが午後1時半ごろ
朝4時半ごろ白馬山荘を出発して
休憩も含めて約9時間の歩きでした。