心のよりどころ。毎日が日曜日。

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ご供養について

2008-09-21 18:54:48 | 生きる智慧

先祖供養とは

色々な相談の中でご供養しています。という返事が返ってくることが多いです。

良く聞いたり、読んだりするとほとんどの方がご供養の意味が分かってないように感じます。

ただお寺さんで法要をしても、仏前、墓前でご焼香しても本当の意味でのご供養にはなりませ

ん。ご供養とは何かと言いますと、一言で言えば亡くなった方に前世の罪を教えてあげる事で

す。丁度、秋の彼岸です。ご供養について一言記載します。

人間は死ぬと自分が生きてきた現世の事は一切忘れてしまうと言います。あの世では現世で犯

した罪により、閻魔大王(あの世の裁判官)によってそれ相当の罪の償いをさせられると言って

います。自分は現世での行為を忘れていますから、何でこんな償いをさせられるのか悩み苦し

むのです。その原因を知りたくて後世の相性のいい人に念波を送るといいます。送られた人が

体調不良になったり病気になったりするわけです。このようになった時はご先祖様からの助けて

ほしいとの念波だと思ってすぐにご供養することです。

ご供養のさいは、ご先祖様の前世の罪を知らせ、何故償いをさせられているかその原因を教え

てあげるのです。それをご先祖様が納得し悟ればそれで解決です。そして償いが終われば彼岸

へ到達できるわけです。

その人の前世での行為によっては一回で供養されない場合があります。その時は何度かご供

養をしてあげてください。

お寺さんにお願いしてご供養するさい。焼香するときに「・・・さん、あなたは現世で・・・をしたので

今その償いをされているのですよ」と、心で唱えてご焼香してください。これが供養です。

現在、何かでお悩みの方は墓前において今までのご供養の不備を心から反省して合掌して思

い当たるご先祖様がいらっしたならば即、ご供養してください。

ご供養が届きご先祖様が悟られれば、悩み・苦しみは朝日にあたった霜が解けるように解決す

るでしょう。

悩みを抱えて困っている方はご遠慮なくご一報下さい。一緒に解決しませんか。


此岸と彼岸

2008-09-21 18:10:41 | 生きる智慧

「此岸(しがん)」と「彼岸(ひがん)」について

*「此岸」:我々の住んでいる世界(現世)。

      欲や煩悩にまみれいろいろな苦悩に堪え忍ばなければならない世界。

*「彼岸」:人々が欲や煩悩から解放された涅槃(極楽浄土)の世界。

釈迦は「彼岸へ渡れ」と説いています。

「彼岸」とはサンスクリット語では「パーラム」。渡る「イター」と言い、「パーラミター」となります。

どこかで聞き覚えのある言葉でしょう。これは有名な「般若心経」の「波羅蜜多」の事で「彼岸へ

渡る」ことを説いたものです。

仏教の世界で大きな川(私は三途の川と理解してます)の手前は「此岸」川の向うは「彼岸」で

す。ご先祖様の中にはまだ「此岸」で苦しんでいる人や「彼岸」に到達している人もいるでしょう。

「お彼岸」は春・秋と2回あり7日間あります。

我々がこの間、善行をしてご先祖様の誰もが「彼岸」に無事渡れるように供養するのが「お彼

岸」です。

「般若波羅蜜多心経」は我々普通の在家の人間が「彼岸」へ到達できる為の実践方法を教えて

くれます。

では、どうしたら「到彼岸」の智慧を身に付けることが出来るのでしょう。

それは「六波羅蜜」の実践であると説いています。

*「六波羅蜜」

1)布施波羅蜜(ふせ):お布施をすること。

2)持戒波羅蜜(じかい):戒律を守ること。

3)忍辱波羅蜜(にんにく):我慢・堪えること。

4)精進波羅蜜(しょうじん):努力すること(他の五波羅蜜を実践する)。

5)禅定波羅蜜(ぜんじょう):座禅し心を集中し安定させること。

6)智慧波羅蜜(ちえ):五つの波羅蜜を実践して得られる智慧のこと。

釈迦は、以上を実践すれば「到彼岸」出来ると説いています。

では、どうすれば「六波羅蜜」を実践出来るかは、別に掲示します。