二宮尊徳の名言
「貧富の違いは分度を守るか失うかによる」
分度とは自分のおかれている状況、器のことです。個人的のも企業的にも成功するには、
基本となる哲学、思想が堅固でなければならないと言っています。分度、いわゆる収支の
バランス、計画経済のことで、予算以上の使い方をすることを財を散らすと指摘している。
節度ある経済活動と冷静な判断、決断力、誠実な実行により成功するといいます。
苦しいときに他から借財して予算に入れるようだと貧に陥る。
苦しみが将来の喜びに結びついたとき、信頼と発展が報酬となって返ってくる。
甘く安易な道を選ばず、自他共に厳しい決断が、愛情と信頼の基盤になることを心に留め
ておくべきである。と諭しています。
普段の生活の中でも借金をしてその場をしのぐことはありますが、結局借金の返済に苦慮
してなかなか良い方向へは進めないのが現状です。計画をしっかり持って、苦しくても耐
えて他から借り入れをせず乗り切ることを心がけなくてはいけないようです。