「躾」(しつけ)とは
昨今、「躾」について雑誌や新聞紙面などでよく見かけられますが、今なぜ躾なのでし
ょう。これは現在の世相によるものと思われます。
事件や犯罪が低年齢化してさまざまな問題が報道されています。今日のサンケイ新聞
にも各人の意見として「躾」について掲載されていました。
「躾」とは、身に美しいと書きます。本来は身も心も正しく美しくあれ。ということでしょう。
この「躾」は誰がすることでしょうか? 当然親が子供にすることです。
昔からの言葉に「三つ子の魂百までも」とありますがまさにその通りです。
まず、親が子供に対する「躾」の一番は、人々に対する「挨拶」、全てに対する感謝の
言葉「有難う」ではないでしょうか。
「挨拶」は人と人とのコミュニケーションの始まりです。親を始め近所の人、先生、
友人等々挨拶無しでは先に進めません。
「ありがとう」は感謝の心を表しています。世の中一人では生きてゆくことは出来ま
せん。何事にも感謝の気持ちを持つことが大切なのです。
現実はどうでしょうか?挨拶もできない、「ありがとう」も言えない子供が殆どです。
子供を心身ともに健やかに美しく育てようとしたら、親は何よりも「躾」をしっかり
すべきではないでしょうか。それが世の中から子供の事件や犯罪を未然に防ぐことに
つながり、明るくなるのです。
躾は各家庭でするもので学校が教えるものではありません。学校へ行く以前の問題で
す。昔から子供を見れば親が分かるといいます。あなたは大丈夫ですか?
親が率先して「躾」の手本となりえることが大切です。