心のよりどころ。毎日が日曜日。

恩師に人のために生きることを学びました。
「自利利他」を座右の銘としています。
相談無料困った時はご一報ください。

今年も数日で終わりですね

2009-12-26 18:13:23 | 日記・エッセイ・コラム

今年も残り5日となってしまいました。皆さん今年は如何な年で

あったでしょうか?

日々の経過は早いものです、あっという間の一年だったような

気がします。いろいろな出来事が沢山ありました。何とか無事

に過ごすことが出来たことは、ありがたい事ですね。

今年は師走の23日に一泊で友人と温泉に行ってきました。

周辺の騒音に惑わされることなく楽しんできました。近年では

覚えのないことです。でも行ってきて良かったです。

「忙中閑あり」です。多くの皆さんとの出会いがありました。

これが私の宝です。生きがいです。

来年もまた、社会情勢に惑わされることなく、多くの方々との

出会いを楽しみに過ごしたいと思っています。皆さん、来年も

宜しくお願いいたします。


心に響く禅語 -13-

2009-12-26 18:02:28 | 生きる智慧

*莫妄想 (まくもうそう)

           欲しがらない、選ばない       「伝灯録」

妄想とは、現実からかけ離れた空想、夢想のことで、正しくない

考えを言います。

人間には善い心を毒する三つの煩悩(ぼんのう)があるとされま

す。貪欲・瞋恚(怒り)・愚痴(どんよく・しんに・ぐち)の三毒。この

三毒と合わせて、五欲(財・色・飲食・名誉・睡眠)からくるさまざ

まな欲望、そこから生まれる人間の煩悩妄想は尽きることは

ありません。日常生活のなかで多かれ少なかれ、私たちは妄想

に支配され、惑わされています。もし禅を学ぼうとするならば、

座るだけが座禅ではありません。決まった作法や形にとらわれ

るならば、それは禅でもなければ仏の道でもありません。禅の

道では、悟ろうとか真理体得をしようと、はからい執着する心が

すでに妄想なのです。作法通りに座禅したからといって、それは

悟りの道へ至ることにはならないのです。

人間にとって煩悩妄想を完全に消し去ることは、確かに難しい。

けれども、日々の生活の中で、自分の様々な欲望・妄想と向き

合い、乗り越えていこうとすること、そのことがすでに禅の修業

なのです。

この様に自分をより啓発するには、何にもこだわることはない

のですね。日々の生活の中で自分に向き合い問題に向き合っ

て乗り越えようとすることが修行なのですね。