先日、車の修理をお願いしたディラーの初歩的なミスで車両火災が
発生してしまいました。
幸いにも大事にならず、何事も無く無事でした。ディラーの所長・
工場長が謝罪に訪れました。
人間にやることですからミスはありますので深くは追求せず、穏便
に済ませました。二人は平身低頭していました。話の中でこの様な
ことが起こったことは何故かと原因を話し合いましたところ、結局、
会社の上層部からの売り上げのための数字ありき、このことで頭
が一杯で客商売としての基本を忘れていたことだろうと結論に至り
ました。先日のトヨタのリコール問題で、社長が「会社の拡充ばか
りに気を取られて基本を忘れていた」という謝罪をしましたが、
まさにその通りです。
お二人に説教したわけではないのですが、安全のための社員教育
の徹底、お客様あっての企業、人間としての教育、お客に対する誠
意など、お金は後からついて来るのではないかという話をしたところ、
まったくその通りです。大切なことを忘れていました。と言ってメモを
取りながら話を聞いて行きました。これから何か問題がおきた時に
は相談に訪問したいと言ってお帰りになりました。
ミスは誰にでもあります。ミスに付け込んで相手を脅したりする人も
多いですが、わが身に置き変えて考えてみたらそんなことは出来な
いはずです。そんなことで今回は、謝罪に来た人に説教をしてしま
いました。