中年の製造会社経営の社長様が悩み相談に来られました。
その悩みとは従業員の事でした。長年真面目に勤務しているので何かと面倒を見、それなりの給与を支払い
社員として必要な資格も取らせてきたそうです。ゆくゆくは工場長候補として目を掛けてきたそうです。
しかし、突然退社したいとの希望を告げられて困ってしまった。ということでした。理由ははっきり言わな
いそうで、今まで相当面倒見てきたのですが今の人はこんなものなのでしょうか?とガッカリしています。
私にも同じような経験がありますので話を聞かせてあげました。ビックリしていました。
人はそれぞれ顔が違うように心も違うのです。感じ方も違います。そもそも、今生きていること、仕事がで
きること、元気で働く場所があることなどに対して感謝する気持ちが欠落しているのです。人は感謝する心
を満ち合わせていないと必ず失敗するのです。何事に於いても感謝の心を忘れてはいけないのです。
社長は真剣に話を聞いてくれました。「親父さんの言う通りですね。」私も明日から従業員や取引先・周囲の
協力してくれる皆さんに改めて感謝の心で接します。」と言って頷いていました。いろいろな話をして納得
されてお帰りになりました。再度来訪することを約束して・・・・
私は菜園で野菜を育てていますが、野菜や花は手を掛けるだけ多く実ったりきれいな花がさきます。人間は
人によっていくら面倒を見てあげても平気で裏切ります。そこが植物と人間の違いです。時代は変わっても人間
の本質は変わることはないのです。