人生の禅語 随所作主(ずいしょにしゅとなる)
年末となると気分が忙しくなります。その忙しさの中に自分の
気持次第で多忙に流されないようにするにはどうすればよいで
しょう。
*随処作主(ずいしょにしゅとなる) いつでも、どこでも
臨済録
いつどこにいても、どんなときでも、私たちが何ものにも束縛さ
れず、主体性を持って行動し、力の限り生きていくならば、何が
起きたとしても真実を把握できるし、周囲の渦に巻き込まれたり
、翻弄されたりすることもない。
何かにより所を求めるのではなく、自分自身の中に真実の自己
を見出すのが「随所に主となる」こと。それができれば、周りの意
見に振り回されたり、主体性なく流行を追いかけたりすることはな
くなるでしょう。考えや進む方向を自分で決めることが出来てはじ
めて、人は自分の足で立っていると言えるのです。
現代社会は、二十四時間稼動して休みがありません。社会の流
れに巻き込まれ、忙しい、忙しいと言いながらあくせくと働いている
ことを反省させられます。すっかりゆとりをなくし、知らないうちに二
十四時間使われていることに気付いたときこそ、「隋処に主となる」
という言葉を思い出したいものです。
以上のように記されています。確かに私たちは24時間あくせくと暮
らしています。
そして心も気持ちにも余裕なく過ごしている状態です。いつでも、ど
こでも自分に余裕をもって生きて生きたいものです。
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