斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

定例記者会見

2010年11月12日 22時35分38秒 | 長岡技術科学大学の広報
本学の定例記者会見が行われました。その前に、お詫び。12時から第一回アーティスティック・サイエンス・フォトコンテストの入賞作品表彰式があったのですが、遅刻してしまいました。武藤理事が表彰式に出られたので、形は整いましたが、失態でした。反省します。

その後の記者会見では、次のような報告を行いました。
1.新発明について
  ・マグネシウムをクロスカップリングに用いた含フッ素多官能性物質の合成(物質・材料系 前川准教授)
2.教職員の受賞に係る内容紹介
  ・日本モノづくり連携大賞 特別賞(電気系 中川教授)
  ・日本マリンエンジニアリング学会学術講演会 優秀講演賞(機械系 藤野助教)
3.学生の課外活動紹介(茶道部)
4.第17回新潟県内高等教育機関懇談会開催について
5.その他

前川先生の会見は、有機合成のたいへん難しい内容でしたが、これがマジックにかかったようにわかりやすい内容でした。文系記者の皆さん、ほっと胸をなでおろしながら取材されていたようです。クロスカップリング反応にマグネシウムを使ったら、うまくいったという内容でした。
中川先生の会見は、だいぶ世の中に知れ渡り始めていますので、内容もこなれていました。打球音のよいラケットの開発で、日本モノづくり連携大賞を受賞したというものです。記者のお一人が、受賞もいいが、内容がほんとうにすばらしいと褒めておりました。
藤野先生の会見は、歯車などの破壊を防ぐための設計を手助けするシミュレーションの開発にかかるものでした。前2件の会見でかなりの質疑応答があり、ここまでくると皆さん疲れ果てていたようでした。内容はたいへん先進的で、これからの本学を支えていくにふさわしい研究者だと思います。皆さん、応援をお願いします。

課外活動の紹介では、茶道部が担当してくれました。自分たちで茶碗を焼いたり、柏崎の窯のお手伝いをしたり、積極的な活動を紹介していました。

今回、定例会見をはじめてから毎回来てくれていたテレビ局の取材がなくてちょっと寂しかったですが(テレビ写りを少しでもよくしようと、午前中にちょっとがんばったのですが)、別のテレビ局が2回連続できてくれるようになりましたし、新聞各社の記者からの質問応答がエキサイトするくらいまで盛り上がり、定例記者会見をやってよかったと思っています。

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