斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

やっと

2011年03月03日 01時33分56秒 | 長岡技術科学大学の広報
本日、材料開発工学課程の課題研究発表会と海外実務訓練報告会が終了しました。博士課程の専攻会議もおわり、なんとか博士の学位は予定どおり出せそうな塩梅になってきました。日ごろの業務に教務関係のイベントが重なると、ブログ更新なんて考えられないほどの地獄のような忙しさになりますが、なんとか今日で峠となりそうです。まだ仕事が残っていますので、あと1時間半は眠られそうにありません。

海外実務訓練報告会にて、学生が口々に「英語の重要性を感じた」と語っていました。「おいおい、ほんとうかよ!?」とあまり相手にせずに聞いていました。ところがなかには、「日本語と少しの英語でよいと思いました」とか「英語とかなんとかより、コミュニケーションをとるという気持ちが重要」と語ってた学生がいました。「ほほう、あんたたち、それがわかってよかったね」と思いながら聞いていました。

特に東南アジア各国で、国の次の経済を支えようと意欲のある若者たちは日本語を一生懸命勉強しています。そのような国で一緒に仕事をするためには、われわれはそういう人たちが理解しやすい日本語をどのようにしゃべるか?が重要になります。まずは、コミュニケーションをすることが一番、そして相手がどのような言葉を使おうとしているのか(どの言葉をしゃべれば経済が回ると思っているのか)考えて、それにあわせて言語を選ぶのが2番です。

英語で成績つけられるから英語が一番大事などとへんな勘違いをするようでは、海外実務訓練にいった意味が半減しますよ。もっと素直に客観的にものごとを認識しましょう。

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