本日は早稲田大学にて、dlc(ダイヤモンドライクカーボン)の国際標準化事業の報告会があり、30名近い皆様の前で報告を行いました。この事業は経済産業省の戦略的国際標準化プログラムのひとつで、ダイヤモンドライクカーボン膜ならびにその評価技術に関する標準化、に従って一般社団法人ニューダイヤモンドフォーラムが動いています。
講演では、国際標準とは、その手続きについて、まず解説しました。国際標準の講義は大学でもそうそうくわしくやっていません。企業においても研修でとりあげるところ、あげないところ、さまざまです。要するによく知っている人がいない中で、我が国は世界と戦っているのです。
国際標準を知らないということは、相手が何人いるかわからない敵陣にがむしゃらにつっこんでいくようなものです。
国際標準の世界では、最高級の技術が売れていくのではないのです。どうでもいい汎用技術が標準になれば、その技術が売れるのです。ある国の特許にかからないように標準化できますし、ある特定の特許がいきるように標準化することだってできてしまいます。無知な国が相手であるほど、やりがいがあるのが標準化だともいえます。残念ながら、我が国には標準化で戦える人材がすくないのです(個人の感想)。
続いて、dlcの標準化作業でこれまで進んでいることについて解説しました。平成23年度から順次ISO提案をしていきます。比較的簡単な方法でdlc膜の種類が判定できる方法も編み出しました。残念ながら様々な国から読むことのできるこのブログでは詳細にふれることができません。興味のあるかたは個別にご連絡いただければ幸いです。
国の産業のいく末を左右しかねないこういった作業をボランティア的に進めている大学教員、国研研究者、企業人がいることを知っていただければ幸いです。
なお、本日の報告会において、S電工のIさんからおほめの言葉をいただきました。Iさんは長年この分野で基礎から応用までしっかりと手がけてきた方です。学究肌でもあり、そういう方からプロジェクトの中身を評価いただけることはたいへん嬉しいことです。こういう応援を得ながら頑張っていきたいと思います。
講演では、国際標準とは、その手続きについて、まず解説しました。国際標準の講義は大学でもそうそうくわしくやっていません。企業においても研修でとりあげるところ、あげないところ、さまざまです。要するによく知っている人がいない中で、我が国は世界と戦っているのです。
国際標準を知らないということは、相手が何人いるかわからない敵陣にがむしゃらにつっこんでいくようなものです。
国際標準の世界では、最高級の技術が売れていくのではないのです。どうでもいい汎用技術が標準になれば、その技術が売れるのです。ある国の特許にかからないように標準化できますし、ある特定の特許がいきるように標準化することだってできてしまいます。無知な国が相手であるほど、やりがいがあるのが標準化だともいえます。残念ながら、我が国には標準化で戦える人材がすくないのです(個人の感想)。
続いて、dlcの標準化作業でこれまで進んでいることについて解説しました。平成23年度から順次ISO提案をしていきます。比較的簡単な方法でdlc膜の種類が判定できる方法も編み出しました。残念ながら様々な国から読むことのできるこのブログでは詳細にふれることができません。興味のあるかたは個別にご連絡いただければ幸いです。
国の産業のいく末を左右しかねないこういった作業をボランティア的に進めている大学教員、国研研究者、企業人がいることを知っていただければ幸いです。
なお、本日の報告会において、S電工のIさんからおほめの言葉をいただきました。Iさんは長年この分野で基礎から応用までしっかりと手がけてきた方です。学究肌でもあり、そういう方からプロジェクトの中身を評価いただけることはたいへん嬉しいことです。こういう応援を得ながら頑張っていきたいと思います。