斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

松江高専訪問3

2012年02月17日 06時28分52秒 | 高専訪問記
久間秀樹先生のお持ちのこのロボット、レーザー加工機の見学中にちらちらと。加工機の見学をしながら気になって仕方ありませんでした。このロボットは松江高専の自慢のロボットです。すでに商品になっているそうです。


このロボット、授業でも大活躍です。
高専に入学した電子制御工学科の学生が1年生でこのロボットを組み立てます。2年生で部品の設計を行い、その後学年が進むにつれて各部品を工作し、キットを完成します。そして、そのキットを1年生が組み立てるという内容だそうです。

まず、ものを見せて、慣れて、それから各部の勉強に入るというコンセプトをもとに工学教育を進めているとのこと。カリキュラムの編成もさることながら、コンセプトに一貫性があるから、工作実習も、ロボット作りも、説明を聞くだけで学生がどう成長していくのか見えるようにわかるのですね。

ちなみに昨日発売になったロボコンマガジン(オーム社)に久間先生の解説が掲載されています。鉱山坑道跡探索ロボット。実はロボットもさることながら、この部屋で、さらに面白いものを見せていただきました。

高専訪問記のまとめはこちら
http://blog.goo.ne.jp/3110hidetoshi/c/49cfdc4ce5a004a90fbadafa7281582e

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松江高専訪問2

2012年02月17日 06時07分54秒 | 高専訪問記
概要の説明をいただいた後、校内の見学になりました。
そろそろ、今日の業務がはじまるので、今日は実習工場のお話だけ。

実習工場(付近の建物を含む)では、同時5軸NC加工機を見学しました。そうそうあちこちにはない装置です。プロペラみたいなものが作れます。つまり写真の装置を使って、表ばかりでなく裏も削れるという意味です。


CNC旋盤です。こちらは汎用性が高く、工作のお得意な会社には設置されている機械です。


普通の旋盤です。ごく普通です。


ここまでは、よくある光景なのです。ところが説明していただいた技術職員の方の説明がたいへんわかりやすかったのです。装置の見学がおわったところで、「1,2年生で旋盤を使って加工の基本を勉強し、学年進行でCNC旋盤に慣れて実践力を積み、最後は最先端の同時5軸加工機を体験するプログラムになっています」とまとめていただきました。各工作機械が頭の中でつながり、学生がどう成長していくのか、目で見えるようでした。



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松江高専訪問1

2012年02月17日 05時52分19秒 | 高専訪問記
水の町松江に来ています。前回はダイヤモンドの国際会議で松江を訪れたのですが、時間の関係で市内をほとんど見ることができませんでした。

まずは、岡山から到着した松江駅の様子。


松江高専事務部の方々とまちあわせして、高専に向かいました。ちょうど途中に松江城があり、お堀の風景を楽しみことができました。黒松で囲まれたお城です。


高専に到着です。校舎に描かれた校章は松江市の樹木である、黒松をデザインしています。一番よく見える位置に校章があり、たいへん大事にしている様子がわかります。


早速、荒木光彦校長先生、東原哲男副校長先生、高橋信雄副校長先生、伊藤義雄事務部長はじめとする皆様に挨拶し、松江高専の紹介をお願いしました。


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