今朝のNHKニュース深読みで、神奈川県の現場のライフセーバーが解説をしました。
ペットボトルに水を入れて投げるのは、間違いです。ここで修正します。なお、同じ番組内で水難学会のクレジットが出ましたが、解説をしていたライフセーバーと水難学会は何ら関係ありませんし、同番組に対してアドバイスもしておりません。
2Lのペットボトルに半分水を入れたら1kgの錘になります。1kgのものを人に向かって投げて、それが背浮きをしている人にあたれば、バランスを崩して沈みます。
どうして、せっかく浮いて待っているのに、その逆をするようなことをするのか?
空のペットボトルが届かないということは、入水救助やつり上げ救助対象ですので、すなおに119番通報して救助隊を現場によんでください。5mも岸から離れれば、陸からの浮力体の供与は釣具救助等でなければ無理です。
全国の水の関係者の皆さん、メディアにて解説をするということは、多いときには何千万人の目に晒されることを意味します。無知な解説、うっかり解説、これで1/10,000,000の確率だとしてもひとりでも人の命が失われたら、どう責任をとりますか?それなりの社会的立場、経済的な力がなければ責任などとれるわけがありません。
無責任解説者による間違った解説により命が失われたのではないかと疑いたくなる水難がこの1,2年の間に発生しています。犠牲になった方々の無念で心が痛みます。
⇓
「言われっぱなしだとライフセーバーは辛い」とのご意見があったので、こうすればよいという私の個人的な意見を述べます。
せっかく海岸で立派な活動をされているので、「海水浴場で溺れそうになったら、浮いて待っていてください。われわれがそれを発見し、ただちにこうやって救助にいきます」とデモンストレーションを視聴者にお見せするのはいかがでしょうか。ライフセーバーとして統一的に訓練されている内容を示して、「だから浮いて待っていてほしい」と伝えるのが皆さんの役割ではないでしょうか。全国の多くのライフセーバーの活動により海水浴場で多くの方の命が救われているのですから、自分たちの行動の範囲内で解説を行えばより正しい知識が視聴者に伝わると思います。
夏場の皆さんの献身的な活動に敬意を表します。
ペットボトルに水を入れて投げるのは、間違いです。ここで修正します。なお、同じ番組内で水難学会のクレジットが出ましたが、解説をしていたライフセーバーと水難学会は何ら関係ありませんし、同番組に対してアドバイスもしておりません。
2Lのペットボトルに半分水を入れたら1kgの錘になります。1kgのものを人に向かって投げて、それが背浮きをしている人にあたれば、バランスを崩して沈みます。
どうして、せっかく浮いて待っているのに、その逆をするようなことをするのか?
空のペットボトルが届かないということは、入水救助やつり上げ救助対象ですので、すなおに119番通報して救助隊を現場によんでください。5mも岸から離れれば、陸からの浮力体の供与は釣具救助等でなければ無理です。
全国の水の関係者の皆さん、メディアにて解説をするということは、多いときには何千万人の目に晒されることを意味します。無知な解説、うっかり解説、これで1/10,000,000の確率だとしてもひとりでも人の命が失われたら、どう責任をとりますか?それなりの社会的立場、経済的な力がなければ責任などとれるわけがありません。
無責任解説者による間違った解説により命が失われたのではないかと疑いたくなる水難がこの1,2年の間に発生しています。犠牲になった方々の無念で心が痛みます。
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「言われっぱなしだとライフセーバーは辛い」とのご意見があったので、こうすればよいという私の個人的な意見を述べます。
せっかく海岸で立派な活動をされているので、「海水浴場で溺れそうになったら、浮いて待っていてください。われわれがそれを発見し、ただちにこうやって救助にいきます」とデモンストレーションを視聴者にお見せするのはいかがでしょうか。ライフセーバーとして統一的に訓練されている内容を示して、「だから浮いて待っていてほしい」と伝えるのが皆さんの役割ではないでしょうか。全国の多くのライフセーバーの活動により海水浴場で多くの方の命が救われているのですから、自分たちの行動の範囲内で解説を行えばより正しい知識が視聴者に伝わると思います。
夏場の皆さんの献身的な活動に敬意を表します。