斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

今朝のNHKにおける解説の間違いについての修正

2014年08月02日 08時36分26秒 | 水難・ういてまて
今朝のNHKニュース深読みで、神奈川県の現場のライフセーバーが解説をしました。
ペットボトルに水を入れて投げるのは、間違いです。ここで修正します。なお、同じ番組内で水難学会のクレジットが出ましたが、解説をしていたライフセーバーと水難学会は何ら関係ありませんし、同番組に対してアドバイスもしておりません。

2Lのペットボトルに半分水を入れたら1kgの錘になります。1kgのものを人に向かって投げて、それが背浮きをしている人にあたれば、バランスを崩して沈みます。
どうして、せっかく浮いて待っているのに、その逆をするようなことをするのか?

空のペットボトルが届かないということは、入水救助やつり上げ救助対象ですので、すなおに119番通報して救助隊を現場によんでください。5mも岸から離れれば、陸からの浮力体の供与は釣具救助等でなければ無理です。

全国の水の関係者の皆さん、メディアにて解説をするということは、多いときには何千万人の目に晒されることを意味します。無知な解説、うっかり解説、これで1/10,000,000の確率だとしてもひとりでも人の命が失われたら、どう責任をとりますか?それなりの社会的立場、経済的な力がなければ責任などとれるわけがありません。

無責任解説者による間違った解説により命が失われたのではないかと疑いたくなる水難がこの1,2年の間に発生しています。犠牲になった方々の無念で心が痛みます。

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「言われっぱなしだとライフセーバーは辛い」とのご意見があったので、こうすればよいという私の個人的な意見を述べます。
せっかく海岸で立派な活動をされているので、「海水浴場で溺れそうになったら、浮いて待っていてください。われわれがそれを発見し、ただちにこうやって救助にいきます」とデモンストレーションを視聴者にお見せするのはいかがでしょうか。ライフセーバーとして統一的に訓練されている内容を示して、「だから浮いて待っていてほしい」と伝えるのが皆さんの役割ではないでしょうか。全国の多くのライフセーバーの活動により海水浴場で多くの方の命が救われているのですから、自分たちの行動の範囲内で解説を行えばより正しい知識が視聴者に伝わると思います。

夏場の皆さんの献身的な活動に敬意を表します。

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長岡まつり民謡流しに参加しました

2014年08月02日 05時41分01秒 | 長岡技術科学大学の広報
毎年恒例の長岡まつりの民謡流しに大学から120人が参加しました。
浴衣は大学で準備しましてお揃いです。
この1週間、みんな一生懸命踊りの練習を準備して備えました留学生が多く参加しています。みんなとても浴衣が似合い、素敵です。
まず、大学の事務棟裏に集合です。


長岡の中心街にバスで到着しました。路地裏に待機中です。大型団扇をもっているのは、本学でバイオ研究で頭角を現している小笠原渉准教授。できる男は祭りにも参加して大学を盛り上げます。


民謡流しが始まりました。学長を先頭に踊りながらゆっくりと進みます。
 

近くには中央綜合病院、第四銀行、第一生命などのグループに囲まれて、皆さんも名前を聞いただけで雰囲気がわかると思いますが、たいへん華やかでした。

また、原信のグループもいつも近くて、例年恒例ですが、原 和彦社長と固く握手を交わし挨拶しました。「ういてまて、テレビで見ました!」とエールを送られました。

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