親として、子どもが溺れたら助けに行くのがあたりまえではないか?
感情としてはその通りです。でも、現実の現場は厳しい修羅場です。私はこれまで十回以上入水救助をしていますので、わかって言っています。
「私は絶対に入水救助したい」という方は、ぜひ日本赤十字社水上安全法講習会を受講して、最終検定に合格してください。
この講習会は全国で行われています。東京都支部の例はこちらをご覧ください。
もちろん、入水救助の訓練をしていれば、自分の身を守りながら大切な人の命を救える可能性は高まります。しかしながら、検定に合格しても強力なしかも長時間の立泳ぎができない方が多く、そういう方は変な自信を持っている分、命を落としかねません。
「強力なしかも長時間の立泳ぎ」とは、5分間両腕を水面から出してしゃべり続けること。水着でよいです。この夏の間に試してください。もちろん、足つくところでやってみてください。
着衣状態で救助に行くとこうなります。浅いプールの訓練だからいいですが、深いプールでやると命を落としかねません。
水難学会の統括指導員は水上安全法指導員を何十年もやっているベテランで構成されていて、そういう集団によってういてまてのプログラムが決定されています。
経験があるからこそ、「無理なものは無理」とお話しています。
⇓
どうして、5分間両腕を水面から出してしゃべり続ける必要があるか?と聞かれました。沈みゆく溺者を腕で支えるのに、腕2本くらい分の浮力が必要です。支えながら陸にいる人に様々な指示を出さなければなりません。でも、これが着衣状態ならさらに大変だし、5分で陸に上がれるとは到底思えません。最後は耐えられなくなったら、溺者と一緒に死にますか?それとも溺者を見殺しにして自分だけ陸に上がりますか?これが修羅場です。水難現場の現実は、地獄です。
感情としてはその通りです。でも、現実の現場は厳しい修羅場です。私はこれまで十回以上入水救助をしていますので、わかって言っています。
「私は絶対に入水救助したい」という方は、ぜひ日本赤十字社水上安全法講習会を受講して、最終検定に合格してください。
この講習会は全国で行われています。東京都支部の例はこちらをご覧ください。
もちろん、入水救助の訓練をしていれば、自分の身を守りながら大切な人の命を救える可能性は高まります。しかしながら、検定に合格しても強力なしかも長時間の立泳ぎができない方が多く、そういう方は変な自信を持っている分、命を落としかねません。
「強力なしかも長時間の立泳ぎ」とは、5分間両腕を水面から出してしゃべり続けること。水着でよいです。この夏の間に試してください。もちろん、足つくところでやってみてください。
着衣状態で救助に行くとこうなります。浅いプールの訓練だからいいですが、深いプールでやると命を落としかねません。
水難学会の統括指導員は水上安全法指導員を何十年もやっているベテランで構成されていて、そういう集団によってういてまてのプログラムが決定されています。
経験があるからこそ、「無理なものは無理」とお話しています。
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どうして、5分間両腕を水面から出してしゃべり続ける必要があるか?と聞かれました。沈みゆく溺者を腕で支えるのに、腕2本くらい分の浮力が必要です。支えながら陸にいる人に様々な指示を出さなければなりません。でも、これが着衣状態ならさらに大変だし、5分で陸に上がれるとは到底思えません。最後は耐えられなくなったら、溺者と一緒に死にますか?それとも溺者を見殺しにして自分だけ陸に上がりますか?これが修羅場です。水難現場の現実は、地獄です。