斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

長岡技術科学大学と水難学会の合同で水難事故調査を行いました

2014年08月29日 23時23分23秒 | 長岡技術科学大学の広報
5月4日に上越市柿崎区上下浜で発生した、5人の方がお亡くなりになった水難の現地調査を行いました。
本学からは環境建設系水工学研究室の犬飼直之助教ら4名が参加し水難学会からは7名が参加しました。

現場において海上保安庁職員と当日の目撃者のお話を聞き、浜や海底の地形調査、波や流れの調査を行いました。特に、砂浜の急激な段差を中心に入念に調査しました。

 

結果をまとめましたら、来年度のういてまて教室のプログラム策定に反映し、より生還率の上がる実技を普及していくようにする予定です。

今回、一番心が痛んだのは、大人が躊躇せずにすぐに119番すること、大人が緊急通報情報を素早く共有すること、大人が航空隊へ至急転送するよう手順を直ちに変えること、と大人がやるべきことがたくさんあることでした。浮いて待つ子どもたちは、大人のなにを待てばよいのでしょうか。税金を負担するわれわれがもっと声を出すべきことがあるように思います。

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