斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

湯沢町立湯沢中学校の皆さん、ようこそ

2012年07月17日 22時37分37秒 | 来学者足跡
湯沢町立湯沢中学校の3年生と引率の先生合計10人が見学にこられました。長岡に出てくるのが初めてだった人がいたかもしれません。長岡の様子はいかがだったでしょうか。次は8月5日のオープンキャンパスと9月15日ー16日の技大祭におうちの方と一緒に遊びに来てください。もっとたくさんの催し物を楽しむことができます。

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産経ニュースから

2012年07月16日 23時58分05秒 | 水難・ういてまて
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120711/trd12071107310005-n1.htm

着衣泳に関する情報が横山由紀子さんの署名記事で掲載されています。大阪のスイミングクラブの取り組み、実際に発生した水難における効果などをわかりやすく解説してあります。一貫して浮いて救助を待つことを指摘し、さらに救助には慎重さが必要だとしています。

山口県防府市の海で高校生2名が亡くなりました。溺れた1名を仲間が助けようとしてさらに溺れたようです。

川の事故も相次いでいます。川の事故の特徴については、7月14日に述べたとおりです。子どもの場合は、川で亡くなる事故がもっとも多くなります。

とにかく、浮いて待て。深みにはまったときの対処法は次のページに記載してあります。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/river.htm





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本学ツイッター

2012年07月15日 23時42分21秒 | 長岡技術科学大学の広報
おかげさまでフォロワーが55にまで増えました。ありがとうございます。さらに大学からのお知らせを充実していきますので、引き続きフォローにご協力をお願いします。
https://twitter.com/nagaoka_ut


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水中構造物の下流は深くなっている

2012年07月14日 13時45分51秒 | 水難・ういてまて
4月の後半からある水難に関して新聞各社より取材を受けています。ある河川で発生した事故ですが、「あの浅い川でなぜ溺れたのか?」という疑問をぶつけられています。水底の構造物で遊んでいて、そのすぐ下流側に入った瞬間、深みがあって溺れたというものです。私は、土木工学の専門家ではありませんが、物理は工学部共通なのであくまでも物理をベースとしてのお話しで次のように答えています。

「水の中に突起状構造物があれば下流は深く掘られます。」
水が突起の上を通過すると突起から水底に向かって水が落ちることになります。水は底と激しく衝突し、水面に沸きあがります。このときに水底を削るわけです。

ここから先は追加情報です。詳細は土木工学の専門家にお聞きください。
土木工学では洗掘といって、有名な現象です。たとえば、大河津資料館のHPをご覧ください。
http://www.hrr.mlit.go.jp/shinano/ohkouzu/tayori/tanken/tanken-10-dainitikogatame.htm
構造物の下流で最大15mも河床が掘られていることが報告されています。

平成16年7月13日の洪水後の大河津分水路の様子を写してありましたので、それを公開します。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/survideo/X-2.mp4

水中構造物(バッフルピア)で一旦盛り上がった水が水底に向かい、一気に下流側で吹き上がる様子が見られます。この場所では、洗掘を防ぐために床固めと呼ばれる施設が河床を守っています。

構造物の下流にて「水に巻き込まれて溺死する」とセンセーショナルに語る専門家?がおられるようですが、水難の専門家でない方が解説されるのには、不安を覚えます。そもそも洗掘箇所は深いのですから、足が水底に届かずに溺死するのが普通です。水難を語るのであれば、「水中構造物の下流は深くなっているので入り込むと溺れる可能性が大である」と簡単明瞭に伝えなければなりません。

水中構造物の下流で、3mほどの深さに川の中央部が削られた深みの場所で撮影されたビデオは。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/river.htm
の下方にあります。

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着衣泳シーズン真っ只中

2012年07月13日 18時56分20秒 | 水難・ういてまて
今週の水曜日と金曜日は全国の小学校で着衣泳講習会が数多く行われたようです。
着衣泳のホームページの閲覧数は、この4日間で指数関数的に伸びています。この時期の特徴です。
http://hts.nagaokaut.ac.jp/survival/surindex.htm

来週は予想によれば、水曜日が今年もっとも多くの小学校で着衣泳講習会が行われる予定です。
その前にぜひ、次の新聞をご確認ください。震災でプールが使えなくなった小学校の例です。そして、この小学校で着衣泳の背浮きを実践した小学生が助かりました。
http://www.kahoku.co.jp/spe/bousai/

子どもたちに自分の命を守る方法をぜひしっかりと教えてあげてください。



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