SAMMYのみちくさ日記

「気まま」に「みちくさ」しながら、ありのまんま思ったことを無精者が書いてるブログです(^_^)v

ありえないほどうるさいオルゴール店

2018年06月27日 | Michi-kusa
イオンモール桂川。
その中にある大垣書店。
僕らは、毎回立ち寄ります。

かみさんは、専門書や料理本。
僕はというと、ただただ目的もなく、店内をぶらつく。
まず最初のとっかかりは、新刊コーナーへ。


小学生の頃。
読書は、僕の生活サイクルにはなかったといってもいいくらいに本を読むことはありませんでした。読書感想文が嫌で嫌で仕方がなかったのを思い出します(笑)
図書館は、無縁といってもいいくらいかも?(^_^;)
必ずお腹がいたくなり、トイレに行きたくなる衝動が起こるのでした(笑)

時が流れても本は僕を選んでくれませんでした。

でも、どうだろう・・・。
大学の通学に片道二時間。
その途中にあった紀伊国屋書店のおかげ?それとも大学のおかげ?
トイレの衝動もなくなり、本を物色できるようにもなり、いい作品に出会えるようになりました(回想)


イオンモールの大垣書店。
あれだけの書籍がある中で、目にとまる本ってやっぱりあります!


それが、
≪ありえないほどうるさいオルゴール店 瀧羽麻子≫



そのタイトルに目が釘付け(◎-◎;)


手に取ると、
本の帯には、こう書かれていた。


『北の町でひっそりと営業しているオルゴール店では、風変わりな主人が、"お客様の心に流れる曲"を小さな箱(オルゴール)に仕立ててくれます。

耳が聞こえない少年の心には、"ある曲"が流れていました。』


もう興味津々(^w^)
お買い上げ~!


読み進めると、面白く、ストーリーによっては、ウルっときてしまいました(^_^)
この本もドラマ化できそうなストーリーがありますね( v^-゜)♪


今の僕にとって特に心に響いたのが、
『よりみち』。
耳の聞こえない少年に流れていた音楽とは。

そして、
『おさきに』。
長年連れ添った妻が倒れ、途方にくれる老人。この夫婦に流れていた音楽とは。


補聴器のような器具を着けているオルゴール店の店主。それは、聞こえにくいからではなく、聞こえすぎるから着けている。
何も着けないと、店主の耳には音楽が聞こえてくるという。そばにいる人間の、心の中に流れている音楽が。


音楽って、印象的な思い出の後ろで、鳴っている。反対に、その思い出を呼び起こすこともできる。


この一文が印象的だったなぁー。


僕の頭の中のドラマ化妄想細胞を刺激してくれた作品でした((o(^∇^)o))