365カレー(∞)

2007年7月1日から毎日カレー生活を刻む6300日超の18年目
by
南場 四呂右(なんば しろう)

サリサリ

2014年09月23日 20時21分15秒 | カレー
2014年09月23日(火/祝)(二食目)
スリーコースセット

東横線の
白楽駅から
ちょっと歩いた所
一風変わった
カレー屋さんが
あります

サリサリ
です



前回行った時は
“果ての果てまで行ってみないか”
“これが現地の味”
と書いてありましたが
“一部の人に理解される”
“昔人の知恵 1000年カリー”
とに変わっていました



その他にも
“あなたが来ないと潰れちゃうお店 サリサリ カリー”
とか



“SECOND FIRST EXPERIENCE(二度目の初体験)”
とか



遅めの夏休みの告知に
“尚 倒産ではありません”
とか



店内の紙ナプキンに
“初恋の人の名前は...忘れない/初めての味 サリサリカリー”
とか
個人的には大好きなセンスです

店内は
ダイニングテーブルがいくつか並んでいて
奥にキッチンがあって
キッチンの前に
店員さん専用のテーブル席があって
店員さんはテレビを見てたりして
その横にカブトムシが居たりして
なんだか
家のダイニングに居るみたいな
不思議な感覚になって
個人的には
妙に落ち着きます

メニューは
スリーコースセットのみ
という潔さ
ですので
店内に入って座っていると
勝手に出てきます

スリーコースセットとは
・サラダ
・カリー
・チャイ
です





サリサリの
カレー
ではなく
カリー

パキスタンのパンジャブ地方のレシピ
ということで
お店のオリジナルではなく
1000年前からの現地の作り方そのまんま
らしい
です

調味料は

のみ
あとは食材の味と
スパイス類だけ
らしい
です

まず
見た目からして
なにこれ!?
です

これが
不思議な味わいで
口に運んで
肉のホロホロした食感を楽しんでいると
スパイスが次々と香ってきたと思ったら
タマネギの甘さをフワっと感じたり
そういう感じで
わー
わー
わー
楽しいー
おいしいー
って思ってると
すぐに消えて
後味はほとんど残りません

食べ終える頃合いを見計らって
チャイ
を出してくれます



その間
お店のテレビでは
刑事コロンボの終盤の解決シーンから
脚本家のドキュメンタリー番組へ
という感じで
時々ポツポツ話をしたりして
「今日来たので二回目だ」とか
そういう感じで
ホントに何気なくて
妙に居心地がいい
です

私には
とても好印象で
気に入っていますが
たぶん苦手な人は苦手かもしれません

お店の様子も
カレーの味わいも
苦手な人は苦手かもしれません

前回行ったのは
忘れもしない
2011年03月10日(木)
です

店員のおじさんと話していて
「人生何が起こるかわからないよホント」
と言われました

その日の記事に
「好きなカレー屋さんが増え過ぎて もう抱えきれないかもしれない」
「それは幸せなコトかもしれない」
と書きました

その翌日
東日本大震災
でした

特に何も起こらない
ある意味ではつまらない
そんな毎日が
とても貴重であることを知りました

あの日から
三年半
人間の欲求というのは
そんなもんじゃない
というのも知りました

相変わらずカレーは
食べ続けていますが
私は少しだけ変わった
と思います

明日
何も起こりませんように

半分本気

祈っています
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1 コメント

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Unknown (ぱんだ)
2014-09-25 00:11:30
ここ確か昔途中下車の旅で見た気がします。
南場さんの文章が良かったです。
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